第八話「雷と杭の激闘」
どうもどうも聖剣の化身アルディーネです。
ノリが軽い?いいんです。独り言ですから。
「さて、こっからが本番かな?」
『名を聞こうか?』
「名を聞くときは自分から名乗るものだぜ?」
『何?この世界ではそうなのか?よかろう合わせてやる。我が名はナイアルト・白痴の王に支える四柱が一つ。≪不屈≫の権能を預かるものなり。』
「・・・アーサー・アルバトロス。ただのしがない剣士だ!」
あっちの方でカッコよく名乗りあっている男の子が二名ほどいますね。
殿方は争いが好きですね。と言いたいところなんですがどうやらアーサーさんの相手は次元侵略者のようです。
ある意味この世界改変は人為的な行動だったみたいですね。
お?動きがありました。
あのナイアルトさんでしたか?《不屈の杭》のを魔法で操りながらご自身も接近戦でダメージを与えていくスタイルみたいですね。
対するアーサーさんは剣に魔法を込めたり直接雷魔法を放ったりして戦ってるみたいです。詠唱破棄とか同時行使とか魔法の高等テクニックのオンパレードですね。あと大気を満たしている聖気を上手く使って攻撃の威力を上げてますね。
聖力は直接的な操作がほぼできない扱いが難しい力なのですがその特性を理解し的確に運用しています。
雷と白い杭が乱舞してます。
降り注ぐ杭をアーサーさんが雷を付与した剣で弾いています。すごい反応速度です。
ナイアルトは杭の隙間をぬって・・・いえ、杭がナイアルトの身体をすり抜けてますね。杭の弾幕をお構いなしにアーサーさんに攻撃してます。
アーサーさんは飛んでくる杭とナイアルトの槍を同時にさばいてます。
「≪フラッシュ≫」
『ぐっ!』
カッ!と彼の目の前が輝きます。
とても素早い魔法発動です。
「はっ!」
するどう踏み込みと気を用いた身体強化で放つ斬撃は空気を裂くような勢いです。
ナイアルトの脇腹を切り裂きました。
しかしナイアルトは傷に構わず反撃してきます。
素早い三連突き。
『《降り注げ》』
正確な魔法操作で杭をアーサーさんに放つナイアルト。
あの大量の杭はかなり厄介みたいですね。
「《雷鳴剣》」
またさっきの技です。凄い、周囲の術式を焼いてますねあれ。
ただ、今使っている剣はアーサーさんが扱うには少々力不足のようですね。
既に金属部分に劣化が見られます。
このまま使ったら遠からず・・・
「《雷光閃》」バキン!
一筋の光の斬撃を放つ技威力よりも速さに特化した技だったようですがナイアルトの杭に払われた時に剣が折れてしまったようです。
『≪射殺・・・≫』
「させね~よ?」
おお、すごい間合いの詰めかたですね。どうやら剣が折れることは想定していたみたいです。
剣が折れた隙をつこうとしたナイアルトの真っ正面にアーサーさんが現れました。
「≪ライトニングブロー≫!!!」
なんと!≪雷鳴剣≫の素手バージョンですね!
ズドン!と鈍い重低音が響き、ナイアルトがぶっ飛んでいきました。
「ふぅ~~~。」
どうやらさっきの技はアーサーさんにもダメージがあるようです。吐き出した息が黒く口の端しからもちが垂れています。
≪大丈夫ですか?≫
「なんとかな、しかしこれで決着とは思えない。高い再生能力を持ってる様子だったがいちいち攻撃を防ぐし、何か理由があるんだろうがとりあえず治りにくいの一発入れてやったぜ。」
みてましたけど街の反対側まで飛んでいきましたね。街の外壁に当たったのが見えました。
「それより街の聖気の状態はどうだ?」
≪問題ありません。かなりいい感じです。新しくモンスターが発生した様子もないです。≫
「そうか・・・ん?」
私たちの頭上に影が差しました。なんでしょうか?




