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特別ないつもの日

作者: 凪

誕生日記念で、初投稿してみました。

毎年、なんとなく過ぎてしまうので、今年頑張ってみたいことの一つとして、少しずつでも続けられたらいいなーと思っています。

ギリギリ今日の投稿に間に合ったかな。

このタイミングで、このサイトを教えてくれた人に感謝しています☆

誕生日なんて、関係なく、仕事は忙しい。


いつもより楽しいことや、ラッキーなことなんて期待しないけど…

せめて、何事もなく落ち着いた1日を過ごしたい。


それはムリな話だって、思い知ったけど。


こんな日に限って、先輩が余計なことして、いらない仕事増やしたり、時間だけが無駄に流れていく会議のせいで、友達が届けてくれるはずのプレゼントを受け取り損ねたり…ありえない。


今日はいつも以上にグッタリ疲れて、部屋のドアを開けた。


ココロ穏やかになるものを見つけなきゃ。

好きな本を読んで、頭の中を別世界に切り替えようか。

なんて思いながら、なんとなくTVをつけてみる。


年末ジャンボ発売開始か。当たらないかな♪


東京では54年ぶりの雪とか。


雪…この街に来てから、雪を見る機会は少しだけ、減ったかな。


ニュースの流れるTVから目を離し、ふと窓の外を見てみる。

ひとひらの雪が、窓を叩いた。


あれ?ここは東京から300キロ近く離れた街だぞ。

今日で寒さは増したけど、雪が降るほどではない。


幻だったのかな?


同じタイミングで、ケータイが鳴った。


「誕生日おめでとう。」


差出人の欄に…名前はない。


夢を見てるのか、疲れてるのか。


でも、誰からのメールか、すぐにわかった。


これだけで、今日の嫌なことが、すべてなかったことにできる。

単純な大人でよかったと思う。

待っていたわけじゃない。でも、嬉しい。


「ありがとう。これからもよろしくね♪」


窓を叩いた雪が、一瞬だけ、あの人のシルエットになった。

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