ラジオ
あるとき少年はラジオを拾った
それは異世界の文化が流れてくる
ラジオだった。
そこから聞こえてくるのは
言語らしきものだが
いかんせんわからない
ラジオを細かく見てみたところ
マイクらしき部分を見つけた
横にはボタンが付いており
これを押して喋るようだ
僕はボタンを押し
適当に喋ってみた
ピピッっと音が鳴り響いた
その時は何も起こらなかったが
少したったあと
僕の喋った言葉がラジオから流れた
どういうボタンなのかわからない
でもこのラジオの電波を
どこかわからないラジオ局が流しているの
かもしれないそう思った。
僕は空を眺めた
もう夜だ
広い空には星がたくさん浮かんでた
この星のどこかに
このラジオを流すところがあるのかな
そんなことをふと考えた