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旅日記  作者: Crying
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伝統を重んじる村

碧きスナイパーは玉座の脇で静かに咲いていた

玉座には碧い色の服を着た骸骨が静かに座っていた

不思議な花々が咲き乱れるこの村

例えるなら黒いヒマワリのようである。


そこに一人の純粋な若者がやってきた。

「ようこそ旅のお方。」

この村の長はあまり若くない見た目で、感じのいい人だった。


若者はとても気分が良く、この村についてもっと知りたくなった。


「ブラックシュラクへよくぞ参られた!ささ…お疲れでしょうから」


などとその村の人はよくしてくれた。


その村でしか成し遂げられない、『マヒマワリの種のエキスを結晶化』という技術を学んだ。


マヒマワリとは最初にみた不思議なヒマワリの事である。


あれ自体が非常に危険で、近くによる邪念の有るものを亡きものにするらしい。


黒はかなり強く、黄色は一般的、白は一番弱い。

伝説によると青もあるらしい


そのマヒマワリに邪念があっても亡きものにされなくなるためのものがその結晶である。


この技術はこの村しか知らず、しかもそのことで商売しないので入手困難なのである


その技術を学んだ若者はふと思うのだ

これで商売ができる!と…。



だから若者は帰ろうとし、長にそのことを告げた


すると長はこちらを見据えて呆れたように言ったのだ。


「黒き番人…コイツを消せ」と…




不思議な花々が咲き乱れるこの村…

黒の番人は静かに咲いていた。



伝統を重んじ…碧のスナイパーのため

そこに咲いていた

伝統とは時にとても恐ろしいものになる

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