にょにょにょ物語
にょにょにょ物語
この茶色い熊は,不思議な言葉「にょにょにょ」を話すことが出来ます。しかし,周りの動物達はその言葉を理解することが出来ず,熊は孤独を感じていました。
熊は,自分が話す言葉が理解されないことに悩みながら,森の中を散歩します。すると熊は不思議な生き物に出会います。その生き物は熊と同じく「にょにょにょ」を話すことが出来ました。
熊は歓喜し,一緒に遊ぶなどして楽しい時間を過ごします。しかし,その生き物もまた,熊と同じく周りの動物達には理解されない存在でした。
そこで,熊は周りに自分達の思いを伝えたいと言う願いが強くなり,自分が話す「にょにょにょ」を伝えるために色々な方法を模索します。
やがて熊は自分の言葉を表現するために絵やダンスなどの表現方法を見つけます。
そして,熊達が自分達の「にょにょにょ」を表現することで,周りの動物達も彼らを理解できるようになりました。
熊はもっと自分達の「にょにょにょ」を知ってもらいたいと思うようになりました。
ある日,熊は森の中を歩いていると,1人の少女に出会いました。少女は,熊の不思議な言葉に興味津々でした。熊は少女に「にょにょにょ」と言いましたが,少女には何の意味も分かりませんでした。
熊は,少女に自分の不思議な言葉が何かを話そうとしていました。しかし,その時森の中で騒ぎが起こりました。熊と少女が調べに行くと,そこには悪者達が大勢居ました。悪者達は,森の中にある宝物を狙っていたのです、
熊と少女は,悪者達を追い払うことに成功し,宝物を守ることが出来ました。その後,熊は少女に自分の「にょにょにょ」が「勇気を持って立ち上がることが大切だ」という意味だと教えました。
少女は,熊の言葉に感激し,熊と一緒に森の中を冒険したいと思うようになりました。そして,「にょにょにょ」の不思議な言葉と「勇気を持って立ち上がることが大切だ」という教えを世界中に広めたくなり,熊と少女は世界を旅することになりました。
熊が「ににょにょにょ」と挨拶をすると,少女も「にょにょにょ」という言語を話したくなりました。熊を真似し,少女も「にょ,にょにょ」と会話をしてみます。少女は早くも「にょにょにょ」という言語を会得し,「私もにょにょにょが話せるようになった!にょにょにょの素晴らしさを世界に広めたいなぁ!」と心の底から思うようになりました。
熊は,その言葉がまるで森の中で踊る妖精のように美しいと感じました。
そして,熊と少女は「にょにょにょ」の言葉を交わしながら,森の中を歩きました。そこで2人は美しい草花や小鳥に出会い,綺麗な風景を楽しみました。
しかし,熊は自分の話す「にょにょにょ」が美しくなく,心がざわつくことに気がつき始めました。少女の話す「にょにょにょ」はとても美しかった。しかし,何故自分の話す「にょにょにょ」は美しくなかったのだろうか…?熊は常に悩みます。
そこで熊は努めて「にょにょにょ」を美しく話すように心がけるようになりました。その心が森に響いたのか,小鳥たちが歌い出し,草花は揺れ,森の中がまるで魔法のように美しい場所になりました。
熊は,少女と過した時間を通じて,自分が持っている「にょにょにょ」の「勇気を持って立ち上がることが大切だ」という意味には力があることに気が付きました。そして,熊は「にょにょにょ」の言葉の力を使って森を美しくすると決意しました。
熊と少女が「にょにょにょ」の素晴らしさを森,はたまた世界に広めるために歩いていると,突然森の奥からぎゅうぎゅうという泣き声が聞こえてきました。続いて,大きな影が2人に近づいて来ました。それは,巨大なワニでした。
ワニは熊と少女に向かって大きく口を開けて襲いかかろうとしました。
ここで「にょにょにょ」の力を使うべきだと確信した熊の少女は,不思議な言葉を使ってワニを鎮めることに成功しました。
それから,熊と少女は話を続け,次第に仲を深めて行きました。少女は,熊が話す「にょにょにょ」を聞いて会得しているうちに,自分も「にょにょにょ」を話すことで力使える異能力を持っていることに気がつきました。
熊と少女は共通の納涼,共通の言語を持つことで心が通じ合い,とても仲が深まっていきました。
ー数年後ー
2人は「にょにょにょ」を世界に広め,「勇気を持って立ち上がることが大切だ」ということを伝えて行きました。
「にょにょにょ」を使うことで「力」が使えたのは熊と少女だけでした。
2人が仲良く歩いていると,突然大きな影が現れました。恐る恐る振り向くと,そこには森の巨人が立って居ました。熊と少女は驚き,恐怖に打ち震えましたが,巨人は微笑みながら2人に近づきました。
そして彼は優しく熊と少女に話しかけ,彼らを励ましました。
ー 明るい未来を約束しよう。 ー
…
それ以来,三人はずっと一緒に冒険をして,沢山の経験を積み,世界を大きく変える鍵となりました。