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組合長、ユージーン・スミスの思案

「アリアナが退学で、国外退去処分だって!?一体、何を考えているんだ、バイス王国は!?」


「自分達の方からすり寄ってきたくせに」


「どうするんだ、一大事業が頓挫するぞ」


「今はそれよりも、アリアナの安否だ」


「シスラ家は何と言っている?公爵家はもう知っているんだろ!?」


「シスラ家の機士団を動かして、アリアナを迎えに行くそうだ」


「大丈夫か?戦争になったりしないよな……?」


「アリアナに何かあれば、それもありえるぞ」


「マスター、“銃”を増産しておきますか?」


 そこで一斉に俺に視線が集まる。


 俺が何かを言う前に、すでに決定事項のように話すギルド所属の者達を、一度なだめる必要があった。


「まてまてまて、気が早い。落ち着け」


 連絡員のマルコから超長距離通信で伝えられた事は、ギルド内を一瞬で混乱に落としめていた。


 公爵家の方には、アニー様から伝えられている。


 と言うことは、もう王家にも知らされている。


 両家はどうでるか……


 ヤレば(開戦)圧勝だろうが、別にこの国はどれだけ技術が発展していても戦闘狂ではない。


 アリアナが無事でさえあれば、苦情を入れる程度で事を治めるかもしれないが、もし、万が一アリアナに何かあれば……


 ふぅ……


「今は、平時の業務内容で動いてくれ。ギルドとしては、指示を待つ」


 そう告げれば各自、自分の担当に戻っていった。


 とりあえず、在庫の確認をしておくか。


 無事でいてくれよ。アリアナ。








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