表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/18

ひま狭間 2

「記憶再固定化アルゴリズムを開始します」


女性の声が聞こえた。


満たされていた暗闇が、もやもやと晴れていく。



それと同時に人や車の雑踏が賑やかに聞こえ始めた。


「プログラムを再起動します」


女性の声が聞こえた。


暗闇が無くなり、視界は色合いを映した。


 高層ビルやマンションの隣接して建ち並ぶ都会。


そのスクランブル交差点の中央に立っていた。


八車線の大道路には何台もの車が信号の青を待っている。


太陽光がビルの窓ガラスに当たり、ビルが朝焼けに染まる。


私の横を人々が通り過ぎる。


イヤフォンをつける人。


電話をする人。


会話をする人。


一人一人が何か目的を持って往来している。


せかせかと慌ただしい。


その歩みに合わせて息が白い。


白い息は雑踏にかき消される。


木枯らしが舞い、落ち葉が足元を転がる。


着ているコートの裾が木枯らしに合わせて揺れ動く。


スクランブル交差点の信号機が点滅を始める。


間も無く赤信号になる。


渡った人々は歩道を歩き、目的へ向かう。


きっと今から仕事なのだろう。


(そうだ、私も遅刻してしまう)


橘も人の流れに合わせて、スクランブル交差点を渡った。


車道が青信号になる。


車が行き交う。


橘は歩道を歩いた。


(今日は何も犯罪が起きなければいいんだが)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ