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銀河独立戦争 正史  作者: 西域都護府
7/8

選択の国

更新滞っております

遅くなり申し訳ございません

我々に付かないのなら宣戦布告もやむなしです

決断を


我々と共に立ち上がりましょう

いつまでも航路国家である必要はありません


この国の命運は国王の言葉で決まる


その演説は史料として残っている


ここはベルギエン公国

地球にあった国の一つだ

うっかりから星を購入してしまい多額の借金苦に苦しみながらも地球脱出の際に役に立っており立地もよく東側と西側への連絡航路上に位置するため

大いに繁栄した


国王を擁するこの国は自治区として自治権をある程度容認されたために独立などの運動はあったものの実現されなかった


何故ならこの場所は独立を目指す国と阻止する国の境となってしまった為である


国王の中立地帯宣言も含めてこの国は栄えていた

地球にいた時より何倍もいい暮らしができた

先人の苦労の恩恵を受け始めた頃であり

財政は大きくプラス、資源自立はしており、1番待遇の良い自治区でありながら銀河人類政府には献金含め親善に努め良好な関係であった


セブンスヘブンが立ち上がらなければ


二つの国の間にいたベルギエン公国は要衝である

おまけに資源がいっぱいある


銀河人類政府から見ればここを抑えねば東西の反乱勢力の連携が取れてしまう

セブンスヘブン側としては金融大国である点、攻めの基点になる場所に注目していた


そして両国が国境に集結した


どちらに着こうが戦乱に巻き込まれる

そんな決断を議会には結論つけられなかった


そして公国法10条規定より

演説により国の方針を決定する規定があり

その議会の混乱、両国の砲口が向いた状態


これが今のベルギエン公国だ


そして私レオポルタは壇上に立たされた


この演説によっては星が消える


重圧?そのレベルでは済まない


私は私の意思を伝えるべきだろう


定刻10時00分00秒


私はこの国のために


人間であろうとした


私レオポルタは両国の要求に応えず中立地帯を貫き通す これが私達人類としての正解であるからだ

我々は住む場所以外に何の差があるのか?

ただ国の上層部は戦争を望み、武器を売って稼ぐ

しかし戦う兵士はその武器で傷つき、死ぬ

私達がここを通すことです双方で何人が死ぬだろうか

何人の国民が死ぬだろうか?

その死の責任を取らない為に私は両国の要求を受けず中立地帯を維持する

直ちに両国軍が撤退しない場合、我々を害するものと判断し貢献する


ここは誰もが平和に暮らす国である

他国の政治により戦争が起きてたまるか

我々の土地は我々に決めさせてもらおう


勝ち組になることもしない

負け組なわけじゃない

普段通り接する

しかし我が国で戦争はさせない

これだけは私が国民に約束出来ねばならないだろう

国民を守る為政者になれたかは分からないが1分後には答えは出る


愚かな砲撃が撃ち込まれたが最後我々も立ち上がる

ベルギエン公国がベルギエン公国である為に


両国の要求の書かれた紙を破り捨てる

何故他国に左右されねばならない

という呼びかけであった


銀河人類政府もセブンスヘブン側も何もせずに撤退していった

セブンスヘブンからすれば銀河人類政府に協力しないなら緩衝地帯となるだけのために相手にする必要がないからである

銀河人類政府も豊富な財源、資源のあるこの国を敵に回せば交通の便が悪くなるために攻撃することは出来なかった


ここにベルギエン公国は一応の独立維持を勝ち取った

しかし領域のすぐ脇を通るなど迂回して戦争は続けられた


戦争はこれだけでは終わらなかった




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