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銀河独立戦争 正史  作者: 西域都護府
2/8

予兆と崩壊

前後の矛盾があるかもしれませんがご了承願います

シリウスの独立闘争はいわばデモのようなものだった


たしかに一部の人が騒ぎ立て、感化された政府内において少しずつ自治権を広げようとした試みがやっとまとまった日


銀河人類政府はシリウス政府が独立に踏み切ると考えた。

すぐさま用意された艦隊ドレッドノート駆逐艦を主力とした銀河人類政府第6艦隊の誤報によりシリウスは滅びた


戦闘準備の信号と戦闘行動開始の信号を出し間違えたのである


その艦隊の砲撃は全てを破壊し大気を破壊した

シリウスは住める星でなくなり

銀河人類政府内は独立阻止に沸いた


しかしながら

丁度銀河人類政府への代表の子供として式典に向かった船から5人の若者がシリウスが亡くなる姿を見せつけられた

上は10歳下は6歳にも満たないかった5人は銀河人類政府を怨み、必ず銀河人類政府に復讐すると誓い

10歳の男女と6歳の子 8歳の2人に分かれた


彼らは別の道を選ぶこともできただろう

しかしそれはしなかった

親を殺し友を殺したものを同じ目に合わせるため

復讐鬼が動きだした

銀河人類政府の未来は明るくはなかった



そして悲劇より10年が経つ

セブンスヘブン自治領と呼ばれた人類が住む銀河の東端で独立運動が盛んになっていた



豊かな資源、工業力も高く、経済もかなり発展していたが、その利益は自治権を対価として銀河人類政府が手にしていた


議会解散が発表されたのちの選挙で全ての議席は独立派が獲得し、独立を宣言


銀河人類政府は新鋭戦艦テキサス型30隻含む10万隻という大艦隊を若手の

ベールゲン フォン エンデブルク中将に指揮を任せて鎮圧しようとした



エンデブルク中将!!

目標星系 イージスパライソ星系に入りました


ご苦労様!マッケイン大佐?

相手方に艦隊はいないんだろう?

退陣さえ認めれば良いとなれば我々の仕事などこの長旅だけだ


新鋭戦艦の運用までしているからな

相手方の急造の艦船じゃ歯が立たんだろう

マッケイン 君は小型艦に一時的に乗り継いで星系の端での編成を指揮してくれ


はっ!!行って参ります!!



はぁぁー 疲れたよ 

でも僕の正体にすら気づかないなんてね


まあ銀河政府など金の亡者の集まりだ

我々の持つ戦力はおまえが指揮するその艦隊だけだ


分かってる

今度会うときは


俺たちは独立する

銀河の希望を乗せて

私達が羽ばたく時だ

では健闘を祈る



苦節6年 金の力でここまで来た

志願してこの討滅に来た

私達の部下は同じくこのセブンスヘブン系の移民だ

世界に見せてやろう

この新兵器と我々の勇姿を


私に言わなくていいからさっさと行動に移してどうぞ?それとも死ぬ?さっさと死になさい


(ああなんてこと言ってしまってるの私!!大好きなのに!!大好きなのに!!しょんぼりしてるの萌えー!)


秘書の女が冷めた口調で言う

こいつはメイ 

セブンスヘブン出身の知り合いだが

こいつ以上に冷たい女はいない

こいつ婚約者ってなんて貧乏くじだよ!

こいつとの婚約が決まったときは無言でビンタされて

私はあなたを好きなわけない!!

とか言われて


こいつ絶対僕のこと嫌いだろ


まあもう諦めることにした

結婚は人生の墓場ってはっきりわかんだね



テキサス級全艦に告ぐ

全砲目標を星系外輪銀河政府艦隊に!!


全ての国民の命が我々にかかっている!!

搾取の時代を終わらせるのだ!!


おおおおおおおおおおおおお!!


全砲斉射!!!!


その時銀河が揺れた




マッケイン大佐!!

急電です!!

エンデブルク中将謀反!!


なんだと!!

あの人が新鋭戦艦を率いているんだぞ?


連絡はこちらです


マッケイン大佐?


騙されるのはお好きかい?


この艦隊にはあなたが今乗っている船以外のすべての人がセブンスヘブン出身なのさ


君にはその艦だけはプレゼントするから負けたと伝えるがいいさ


首が落ちるではないか!!


首が落ちるではないか!!とでも叫んでいるかな?

さらだばー マッケイン

君は無能な銀河政府に処刑されてこい



何で先読みしてんだよ!!

クソッ

何がさらだばーだ パセリでも食ってろってんだ!


帰るぞ!!

この艦隊は銀河政府の主力艦隊だ

奪われたという情報は必ず必要になる

私の命はともかくとして銀河政府に伝えるのが我々に出来ることだ


マッケインはすぐに飛び去った


3万とも10万ともいわれた銀河政府の主力艦隊は敵の手に落ちた


この事件の発生により銀河政府は作戦の見直しを迫られた


マッケイン大佐はこの事件を銀河政府に伝えた功績により新たに大将へ昇進した


エンデブルクたちは優秀なマッケインを罷免させようとしていたのだがうまく行かなかった


マッケイン大将は新たにセブンスヘブン方面指揮官として戦争を戦うこととなった


初の独立戦争の火蓋が切られたのである

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