待ちぼうけ
のんびり
「こちらに着替えて、ここで少しお待ちください。」
そう言うと、シスターらしき人は服をテーブルに広げていく。
女騎士達は部屋を出ていった。
この部屋には、シスターらしき人とタオルを渡してくれた女騎士、私の3人。
折角着替えも用意して頂いたし、さすがにノーパンで腰巻き1枚は大人としてよろしくない。
取り合えず、女性達に話しかけることにした。
「すいません、着替えたいので………」
「……」
どうやら、聞こえなかったらしい……よく体は大きいのに声は小さいと言われていたからな。
「すいません、着替えたいので部屋から出ていただけませんか?」
「……別に、訓練で男の裸は見慣れている。気にせず着替えてくれ。」
「さてと、着替えましょうか!!」
いつの間にか、背後に立っていたのか服をもち着替えさせようとしてくる。。
「あの………大丈夫ですから」
「仕事なので」
「本当に大丈夫ですから」
「仕事なので」
結局、押しきられる形で服を着替えさせられた。
ただし、パンツだけは自分ではいてやったぜ!!
達成感が、はんぱねー。
おっと、自が出てしまった。
まぁ、こころの中なら普段の言葉遣いでいいよね??
着替え終わり外に出ようと思ったけど、扉の前には女騎士にだしてくれなかった。
服を持ってきたシスターは、私が着替え終わると部屋から出ていってしまった。
やることがない。
取り合えず、窓の外を確認。
窓は開かない。色とりどりの花が咲き乱れている先に高い壁がそびえ立つ。
どうやら、まだお日様は高いようだ。
さて、外にも出れないしこれからどうするかな………。
待つだけ、流されるだけ。