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妄想と謁見

暫くぐずぐずします。

あれから直ぐにお城に連れていかれた。


俺達がいた場所は小さな洞窟のなかで、そこから馬車にのって移動……初めて乗り物酔いになった。森の中に馬車が通れる道があるのだが整備されてなく激しく揺れた。森を出てからもそれほどではないが揺れは酷く、城下町近くになるにつれ揺れも少なくなっていった。


俺の乗り物酔いの為、風景を見る余裕もなく途中途中で休憩をとって移動していたので、洞窟を出た時に真上にあった日がかなり傾いて暗くなり始めてしまった。


それから、城につくと風呂に入り用意された服を来て、現在だだっ広い部屋のカーペットの上で一人立つ流れに至る。


大きな広間は飾り気等なく赤いカーペットが入り口から階段まで敷かれていて、それを挟むように騎士達が直立している。目の前には階段があり、豪華な椅子が二脚置かれていた。


「行けばわかる」


「警護中なので話しかけるな」


「私は、その事について知る立場にいない」


「…いい加減黙れ」


ただでさえ頬に傷があり厳つくて話し掛けづらい騎士に馬車の中で質問をしたが、何度も一言で済まされ最後の方は威圧されながら言われたのでそれ以降話しかけなかった。そして、よくわからないまま連れてこられたのだが…この状況からこれから何が起こるのか想像できる。


「キョロキョロするな」


城に連れてきた頬に傷がある騎士が俺に注意してくる。


となるとあの椅子の主が来るまではやることがないので、ここに来てからの事を整理することにした。



という妄想をしつつ、こじんまりとした部屋の椅子でくつろいでいる。

良く考えて欲しい。一国の主に簡単に会えるわけがない。

召喚されたとはいえ、得たいのしれない人間なんかに直ぐ会うわけがない。


今は、召喚成功の報告と俺を調べるための人員を集めていると女騎士が告げてきた。。

部屋には、エメラルドグリーンの髪を肩まで伸ばしつり目で見事な絶壁?で鎧をきた女性とディープブルーで腰辺りまで伸びた髪に細い目、豊満な体つきの純白の服を着た女性。そして、俺の3人でいる。



「ここは何処なんですか??」


と1度女性騎士に聞いたが


「私は答える位にいない。暫くすれば、それに答えられる位の者が来るだろう。暫し静かに待たれよ。」


と言われたのでそれ以降大人しくしている。


しかし、沈黙がつらい。先程の事で話しかけられる雰囲気でもなく、気のせいかずっと見られている気がする。


窓から入る日差しが暖かくウトウトしてしまう。

取り合えずすることもないので、目を閉じて自分のいた世界の事この世界に来てからの事を思い返す事にした。

これからどうなるのでしょうか??

まだまだ、謁見までは長そうです!!

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