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ー旅立ちの章84- 仲直りのコツは、男のほうから謝ることやで?

 千歳ちとせちゃんが怒ったまんまなんやで?わい、失敗してもうたやんな?


千歳ちとせちゃん、えらいすまへんな?わいの口が悪いんやで?」


よんさまは口が悪いだけじゃなくて、頭も悪いっしー。いい加減、僕が嫌だって言っていることはやらないでほしいっしー!」


「ほんま、すんまへんなんやで?わい、海より深く反省しているから、許してほしいんやで?」


「じゃあ、甘味処の大福をたくさん買ってきてほしいっしー。僕が満足するまで、食べさせてほしいっしー」


「わかったんやで?明日、一緒に買いにいきましょうな?大福だけじゃなくて、ぜんざいも食べようやで?」


「わかったっしー。約束っしーよ?じゃあ、今回はこれくらいで許しておくっしー」


 ほっ。千歳ちとせちゃんがわいのことを許してくれたんやで?千歳ちとせちゃんはよく怒るけど、わいのことを最後は許してくれるから、ほんま、わいの女神さまなんやで?


「なんでえ、なんでえ。何、俺様たちの前でいちゃついているんだぜ!」


慶次けいじ。お前にも彼女や嫁さんが出来たら、こんな風になるッス。夫婦喧嘩なんか日常茶飯事になるッス」


「ん?利家としいえさんのところも、松さんとはよく喧嘩するっしー?」


「そうッスよ。稼ぎが悪いとかだけじゃなくて、あたしにもっと優しくしてって理由でも喧嘩するもんッス。でも、喧嘩をしたら、その日の内に仲直りするのが良いッス」


「なるほどっしー。ためになるっしー。じゃあ、僕も喧嘩はするけど、その日の内に仲直りするように注意しておくっしー」


「それが良いッス。日をまたぐと余計に謝りにくくなるもんッス。あと、よん。言っておくッスけど、自分に非が無いと想ってても、男から謝っておくほうが吉ッス」


「わいから謝るのはいつものことやで?でも、慶次けいじくんは気をつけておいたほうが良いんやで?」


「なんでだぜ?自分が悪くないのに、自分から謝るってのは釈然としないんだぜ!」


「別に男同士の喧嘩だったら、自分に非が無いのに謝る必要性はまったくもって無いッス。でも、相手が自分の彼女や嫁さんの場合は違うッス。男女の場合だと妙に意固地になってしまうもんッスから、なかなか、女性は謝れないもんッス」


「せやから、彼女や嫁さんとの喧嘩の場合は、男から謝ったほうが仲直りが早くできるってもんなんや?慶次けいじくん、覚えておいて損はないんやで?」


「わかったんだぜ。なるほどだぜ。だから、俺様は彼女は出来ても、すぐ喧嘩別れしちまうわけなんだぜ。長年の謎がひとつ解明できた気分だぜ!」


 慶次けいじくんは男前やさかい、彼女は出来るんやけど、すぐ別れてしまうもんなあ。まあ、慶次けいじくんも、すぐ別れてしまう原因のひとつがわかった以上、次、別れるまでに三日くらいは長くなりそうやな?


 ん?たった三日やて?そんなもん、当たり前やんか。慶次けいじくん、彼女のことをほったらかして、やりたい放題やしな?


慶次けいじくん、ちなみに聞くけど、わたしと喧嘩、どっちが大事なのって、彼女に言われたら、どう応えるつもりなんや?」


「ん?そんなの簡単なんだぜ。喧嘩が大事って応えるに決まっているんだぜ?」


 ほらな?こんな性格やから、彼女さんと長く続くわけがないんやで?


慶次けいじくん。そこは、嘘でも彼女が大事だと言っておくべきだっしー。女性はいつでもその男性の一番でありたいと想っているんだっしー」


「そんなこと言われても困るんだぜ、千歳ちとせさん。俺から喧嘩を取ったら、ただの馬鹿に成り下がるんだぜ?」


 おお、慶次けいじくん。そこんところは自覚があるんやな?意外やわ。


「自分が馬鹿だと自覚できているのは、良いことッス。でも、やっぱり、彼女が一番大切ってことは、態度だけじゃなく、言葉でも示しておくべきッス」


「女ってのは面倒な生き物なんだぜ。ああ、どこかに喧嘩に明け暮れてても、俺と別れない彼女がほしいんだぜ!」


「そんな女性が居たら、わい、視てみたいもんやで?てか、それ、付きあっている意味がないんとちゃいますか?」


「そうねっしー。慶次けいじくん。喧嘩の現場に彼女を連れていけば良いんじゃないっしー?まあ、そんな女性、居ないと想うっしーけど」


「まあ、女性は血を視たがらないし、喧嘩も嫌いッスからね。でも、旦那や彼氏とは喧嘩はよくするから、本当に不思議ッスよ」


「まあ、喧嘩が嫌いって言っても、殴り合いの喧嘩のことやさかい、それほど不思議でもないんやけどな?女性との喧嘩は口喧嘩でっせ?さすがに彼氏・彼女で殴り合いの喧嘩にはならへんで?」


「俺、松にはぶん殴られるッスけどね。ひどい時は鍋でぶん殴られるッス」


「たはあ。叔父貴おじきは情けないんだぜ。でも、松さんに殴られても殴り返さない分、叔父貴おじきは出来た男なんだぜ」


「女に暴力を振るうのは、馬鹿以下ッス。人間のクズッス。俺はそんな男にはなりたくないッスね」


よんさまは、もし僕に殴られたら、殴り返さないっしー?」


「わいが、そないなことするわけないんやで?まあ、お返しに押し倒して、イチャイチャに持ち込むかもしれへんな?」


よんさま、最低っしー。イチャイチャするなら、仲直りしてからにしてほしいっしー」

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