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ー朝焼けの章24- 恥ずかしい。でも、感じちゃうやで!

「ちなみにあの幸運の壺を(よん)さんは昔、実際に買ったんだぶひいよね?効果のほどはどうだったんだぶひい?」


「田中くん。もしかして、1個、買おうとか想っているんちゃいますの?いけまへんで?そんな怪しいモノに大切な金を使ってしまうのは。そないなもんよりも熱田神宮で子宝のお守りでも買ったほうが、圧倒的にマシってもんやで?」


「そ、そうぶひい?うーーーん。結婚したモノはいいぶひいけど、なかなか、子供が出来なくて、どうしたものかと悩んでいるんだぶひい」


 なるほどなあ。やっぱり、奥さんの風花くんと結婚したモノの、なかなか子供が出来ない事に悩んでいましたんかいな。でも、そればっかりは授かりモノですからなあ?


「ちなみに田中くんは週に何回、風花さんとはずっ(こん)ばっ(こん)をしてますんや?」


「そ、そこを聞くぶひいか?うーーーん。週に1回あるかないかなんだぶひい」


「な、なんやと!?結婚して、同じ屋根の下に住んでいるのに、週に1回あるかないかやと!?それはあきまへんで!毎晩、ずっ(こん)ばっ(こん)やらかして、風花くんの足腰が立たなくなるくらいにあひんあひん言わせなならへんやろ!」


「わ、わかってはいるんだぶひい?でも、風花さんが恥ずかしがるんだぶひい。だから、僕としてはなかなかに、ずっ(こん)ばっ(こん)したいと言いづらいんだぶひい」


 ははあああ。なるほどなあ。田中くんところは、ずっ(こん)ばっ(こん)の回数自体が少ないんかあ。それはかなわんなあ?


「田中くん。ずっ(こん)ばっ(こん)レスじゃないだけマシと言えばマシやけど、もうちょい、風花くんに迫ってもええんとちゃいますの?このままやと、1週間に1回が2週間に1回。下手すると1カ月に1回になってしまうんやで?」


「ま、マジぶひいか。そんなの、生殺しだぶひい。まだ結婚して1年足らずぶひいよ?僕、もっと、風花さんをあひんあひん言わせたいぶひいよ?」


「わいにそないなこと言われましてもなあ?わいのところは、週に2~3回は当たり前やしなあ?あ、もちろん、千歳(ちとせ)ちゃんが女の子の日の時は、やってへんで?千歳(ちとせ)ちゃんも嫌がるさかいな?」


 しっかし、わいのところの家庭の事情はともかくとして、週に1回あるかないかはちょっといただけないんやで?うーーーん、何か、田中くんと風花くんの週のずっ(こん)ばっ(こん)の回数が増える良い方法はないんかなあ?


「ちなみに田中くんはずっ(こん)ばっ(こん)やりまくりたいって想ってるって認識で間違ってまへんよね?」


「そうぶひいねえ。できることなら、週1回なのを、せめて週3回くらには増やしたいところぶひい」


 さよか。田中くんの性欲が衰えているわけじゃないんやな?そなら、風花くん自身の問題になってくるわけかいな。


「ちなみに田中くんところは、風花くんとはどんな体位でずっ(こん)ばっ(こん)しているんや?まさか、正上位だけとかないやろな?」


「た、たまに、後ろからもするぶひいけど、こんなの恥ずかしすぎて死んじゃいそうですわって言われてしまうぶひい」


「ふーーーん。わいの勘違いやったわ。風花さんが恥ずかしくて、ずっ(こん)ばっ(こん)を控えているわけちゃうかったわ。田中くんがただ単に臆病なだけやったわ。心配して損したわ」


「ど、どういうことぶひい?風花さんに原因があるんじゃなくて、僕自身に原因があると、(よん)さんは言いたいんだぶひい?」


「せやで?田中くんは、【いやよいやよも好きのうち】って言葉を知らないんでっか?」


「もちろん、それくらい知っているぶひい。でも、風花さんは本気で恥ずかしがっているんだぶひい。それを視て、無理やりなんて、僕の心がつらいんだぶひい」


「ほら。視てみいな。風花くん自身よりも、田中くんが原因やってわかる一言を言っているんやで?何が、僕の心がつらいんだぶひいでっか。そこは、うひひっ!生娘でもあるまいし、僕にお尻の穴まで視られておきながら、何を今更、恥ずかしがっているんだぶひい。ほーれ、早く、僕の上にまたがって腰を振るんだぶひいぶひいぶひい!って言えなダメですわ」


「そ、そんな。あの清楚な風花さんが、僕にまたがって、自分から腰を振り出すなんて出来るはずがないんだぶひい!」


「せやろか?なら、わいと賭けをしましょうか?田中くんが、わいの言った通りのことを風花さんに言ってみ?んで、風花くんが田中くんにまたがって、自分から腰を振るかどうか。わいは風花くんはそうすると想うで?」


「僕の風花さんがそんなことをするわけがないんだぶひい!よっし、その賭け、乗ったんだぶひい!負けた方は、勝った方に飲み屋で酒を奢ることにするんだぶひい!」


「わかったんやで?じゃあ、今度、風花くんとずっ(こん)ばっ(こん)する機会がきたら、きっちり、一言一句、違わずに、語気を強めて言いのけてみ?おどおどしたらダメやで?下衆の彦助(ひこすけ)くんを見習って、その台詞を言うんやで?」


「わ、わかったんだぶひい。彦助(ひこすけ)っぽく言えば良いんだぶひいね?ぐへへ、ぐへへ!」


 といった感じで、わいと田中くんは訓練後に、そんな賭けをしたんやで?


 ん?賭けはどっちの勝ちやったかって?そないなもん、言わんでもわかるやろ?わいは、たらふく飲み屋で酒をかっくらさせてもらったんやで?

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