第22話 今後の方針
朝、宿を出発した直後に優香が一つの提案をしてきた。
「これからは、レベル上げをしながら、他の人間を探しましょうか」
「そうだな」
優香の言葉に俺は頷く。
「他の人間ですか?」
「仲間は多いに越したことはないから」
「人間関係に亀裂が入りそうなので、できれば少ない方が嬉しいのですが」
「ああ、それはあるかも」
そう言って、優香は俺の顔を見る。すると楓も俺の顔を見てきた。
どうしたのだろうか?
「まあ、大丈夫でしょう」
「そうですね」
良く分からない。
「それに、探したところで見つからないから」
「ですが、次の街に行けば、いるかもしれませんよ?」
「ああ、確かにそうかも」
今いる街からいけるダンジョンは限られている。そのため、ある程度レベルを上げたら新しい街へ行く必要があるのだが、そのためにはあるクエストをクリアする必要がある。
「今のままだと、次の街に行けるまで、だいぶ日が掛かりそうだな」
「そうですね」
「だったら、少し無茶をして、カララ討伐に向かわない?」
優香がそう提案をした。
「無茶をしないと先に進めないとあたしは思うの」
「確かにそうだな」
それも一つの正しい考えだ。
俺は危険を排除する考えで来たため、できれば危険な行動はしたくはない。でも年上である彼女を否定するのはできればしたくない。
「なら、カララを倒しに行くか」
そこでふと思う。
そういえば、楓に次の街のことを話しただろうか?




