番外編 スライムと楓
7話でスライムと戦う時の楓の心の中です。
「では、頑張ってきます」
そう言って、私はスライムの元へと歩みよります。
うう。
やっぱり気持ち悪い。
何なんでしょう。この姿は。もう少し可愛くできなかったのでしょうか。
そんな不満、愚痴を言っても話は進みません。私は剣を構えて、スライムに斬りにかかります。程よい弾力が剣を伝って私の手に伝わります。
ああぁぁぁぁぁ!
うわぁぁぁぁぁ!
叫びたい気持ちですが、心の中で留めます。
攻撃をしますと、一定時間動けなくなります。これはゲームのシステムと同じでした。
そう。ゲームのシステム上、いえ同じレベルのモンスターが相手ですと、一方的に攻撃を与え続けることはできません。
だから、スライムからの反撃をくらいます。
スライムの一撃。
気持ち悪い感触が体全体を襲います。鳥肌が立ちます。真昼の太陽の下だというのに、真っ青な気持ちになります。
見事倒した時、私は歓喜の雄たけびをあげたい気持ちになりました。
まあ、そんなはしたないことは出来ませんが。
ですが、見事五体倒した時、私は思わずAAAさんに嬉しさのあまり飛びつきそうでした。
「やりました! 私、頑張りましたよ!」
もちろん、飛びつけるわけがありません。




