第13話 方針決めと不満
無事、楓と和解できた俺と楓はそれぞれベッドで眠る。
同じ部屋ということもあり、俺は緊張していたが、何も問題は起きなかった。
朝になると、俺よりも先に起きていた楓が自身の髪をとかしながら。
「おはようございます」
と可愛い笑顔で挨拶してくれた。
ふむ。今更だが、こんなかわいい子とパーティを組むのも、良いのかもしれない。特に俺のモチベーションという点で。
「早いな」
「寝顔は見られたくありませんから」
なるほど。恥ずかしいのか。
「それで、今日はどうしますか?」
「今日か」
「ホワイトベアを狩って、レベルを上げますか?」
「そうだな。レベルを3まであげて、その後に、装備の素材を集めに行こう」
「装備の素材ですか?」
「今俺たちは初期装備。めちゃくちゃ弱い。だから、新しい装備を集めなくちゃいけない」
「なるほど。その次の装備は強いのですか?」
「まあ、五十歩百歩? 本来なら取りにいかないが、この世界は復活できるか分からないからな」
「少しでも防御力と攻撃力を上げておきたい、と?」
楓の言葉に俺は頷く。
体力がなくなったとき、死ぬのか分からない以上、俺は無理な行動はしない。念を入れたに越したことはない。
準備を終えた俺と楓は共に色彩の森へ向かう。
「そういえば、どうして何もしなかったのでしょうか?」
「…………ん!?」
ふいに楓がそんなことを言った。
「何もされたくはありませんが、何もされないはそれはそれで、私に魅力がないように感じて」
「いや、だって。ほら。服は自分以外脱がせないし」
って、ああ。俺は何を口走っているんだ。
「ふふふ。冗談ですよ」
と楓は笑う。
やっぱり楓は面倒くさいな!




