ネット言論人:2
その話はのちのち、キシロ―がメディアに出はじめて「何故」彼が反権力のヒーローに祭り上げられたのかを振り返ってみよう。
この本に書いたが、キシロ―が最初に我々の前に姿を現したのは公共放送の『手と手をつなごう』だ、それを見た我が社も取材を申し込み、写真とインタビューを載せた。
注目の人物
株式会社もんすたぁ社長 NPOみにこみゅ会員 キシロ―さん
福島県I市、海に近い土地に会社はある。
ゲームのキャラクターをあしらったビル、在籍人数は250人程度、中流と言われる。
「ほんとうはもっと大きくしたいんですけど、僕の企画がヘボだから」
そう笑うのは社長のキシロ―さん、本名ではない。
「本名が会社のHPググれば出てくるっていわないで(笑)なんかめんどくさいから後ろに引っ込んでようかなとか考えちゃうでしょ(笑)」
高校でプログラムに興味を持ち、趣味で始めたものが企業の目に留まり独立。
「もともとはフリーターだったんです」
短い髪にポロシャツ、性的少数者だが
「そんなの関係ないじゃん」
明るく笑う、
「っていっても独立?って言われるんですけど、土建屋の子供なんで、自分で商売やることにそんな抵抗なくて」
テレビに出るのは企業家とではなくあくまで性的少数者として、
「仕事に関係ないことで騒がれてもしょうがない」
割り切るが、不安もある
「僕FTMゲイなんですけど需要ありますかね?筋肉大好きなんですけど」
どこまでもマイペースなようだ。
(◯日新聞より)
ところで、いくらこの本を○日出版からだすとしても、このままでは偏っている。
別な新聞社は?Y社を見てみよう。
本日はFTMの企業家キシロ―さんを紹介します。
「本名じゃないんですね」
「あの、うちの会社別に全員が性的少数者ってわけじゃないし、公共放送でもそう名乗ったんで、HNを名乗るようにしてます」
「HNの由来は?」
「小栗山喜四郎です、なんかじいちゃんが会津の人らしくって、よく話に聞いてて」
「え?殺されちゃうじゃないですか」
「らしいんですけどねー、FTMのなかには不正規で困ってる人もいるんで、一揆をおこすつもりで起業しました」
「一揆ですか」
「はい、って言っても武器はスマホです!みんなスマホで色々作って貧しさから抜け出そう!って感じです」
「どうもありがとうございました」
(Y新聞より)
いかがだろうか、ちょっと知られていないことだがHNの由来は小栗山喜四郎という会津でかつて実際にあった一揆の首謀者ということ、『IKKIを起こそう!』という発言だが、このころから、というよりは喜四郎というHNを選んでから一揆のイメージを自らまとっていたということがわかった。




