第九話:〜狂い〜
アメが狂いに狂ってます
ご注意!
「ご馳走様っ!なのですよ」
アメは満足そうな笑みを浮かべて、パソコンのほうに向き直った。
「アメ〜、パソコンもいいけど、そろそろリングとか作りたいんだけど」
このごろ、思うように死体が入ってこない。
「大雑把にやっちまったからな。サツも動き出したかな」
「かもね。でも、私らはそんな疑われてないし。気をつけんのはあんたよ。アメ」
「はい〜」
(フン。雌豚が。いい気になりやがって。コウヤもミーウェイも、あいつに汚染されかけてそうね)
マトメテシマツシテヤル・・・・・・・
こつん。こつん。
暗い部屋に足音だけが響く。
ゴポ・・ゴポ・・
軽く水音がする。
ここはさっき、亜衣奈が死んだ部屋。
亜衣奈達の遺体は、水の中に保管されている。
「こんにちわっ!ご機嫌いかが〜、なのですよ
まぁ、もうこのキャラ捨ててもいいかな」
「アメ〜ッ!ここにいたの。ちょーどよかったぁ。今からアクセつくろーと思ってさ」
ミーウェイがコウヤとアンナをつれて部屋に入ってきた。
「はいっ。でも・・ちょっと見てほしいものがあるの」
アメはまた螺旋階段を上り始めた。
後ろに3人が続く。
「どうしたの?改まっちゃって」
アメは3人のほうに振り向くと、にぃっと不適な笑顔を見せた。
「私の願い。覚えてるかしら・・・」
「え?」
「この世のすべての人間を消す。でも、もう限界。500万人消せばまぁまぁよ」
「・・だから・・?」
「私が最も許せないのはね、私の周りで平然と生きている豚共よ!!!」
アメは一気に三人を突き落とした。
「アメ!!どういうことよ!!こんなところで裏切るなんて!」
「お前に手を貸してやったんだぞ!!」
「いやぁっ!しにたくないよぉぉっ」
「あははははっ!泣け!足掻け!もうどの道お前らには死しかない!!」
ドボン。3人も亜衣奈のように落ちていった。
「ひゃははははっ!けけけけけっ!あーっはっはっは」
その上には、狂った悪魔が一人・・・・・・。