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ストーカー三昧・浪曲、小話、落語  作者: 多谷昇太
講談(2)ラメチャンタラギッチョンチョンデ
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パイノパイノパイ

 えー、ようこそ懲りもせずに当ストーカー亭「講談Ⅱ〝ラメチャンタラギッチョンチョンデ〟」までお越しくださいました。厚く御礼を申し上げます…え?なんですって?また寝に来たあ?…ええ、ようございますよ。どうぞたっぷりとお眠りくださいませ。普段ストーカーどもから眠りを奪われているこのわたくしの代わりに、どうぞどうぞ、安らかにお眠りくださいませ。その寝顔を拝見して私は普段の私への鬱憤晴らしとさせて頂きますので。


(起こしちゃいけないので小声で)えー、では、ちょこっと張扇を…ポチョン。


 えー、本日のこの演目〝ラメチャンタラギッチョンチョンデ〟というのは1918年、大正7年に発表されて大流行したご存知、あの「パイノパイノパイ」別名「東京節」のことですね。原曲はアメリカの「ジョージア行進曲」でこれに添田知道という方が歌詞を付けて演歌師として歌い始めたのです。知道この時わずか19才、父で同じく演歌師だった添田啞蟬坊に師事してのことでした。この歌のそもそもが父・啞蟬坊が気まぐれに「おい、何か演歌を作ってみろ」と息子にけしかけた結果出来たもので、興に乗ったものか、知道はわずか一晩でこれを作っちゃたんだそうです。ちなみにこの父・啞蟬坊という方の口癖が「どうせこの世はデタラメだ」だったそうであり、この「デタラメ」が「ラメ」となり「ラメチャン」となって、えー、本日の演題に使わせて頂いたこの有名な囃子言葉が、労せずしてスラスラと決まったのだとか。なんかずいぶんといい加減な父子おやこ就中なかんずく知道であることですね…と、いやいやこんな云い方をしてはなりません。今のは単に皆様方の笑いを誘うべく発した只の戯れ言葉です。


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