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エッセイ

意味不明なエッセイを見付けたので論破(笑)する




 見るだけで死ぬ文字列なんてあったら銃とか要らなくない?




 エッセイと云えないような変なエッセイを見付けて、特に話題にするまでもないかなと思いつつ、でも気にしているひとが居るみたいなので書きました。


 そのエッセイは所謂「不幸の手紙」形式で、「読んだら不幸になる」というような文言が書いてあります。実話だそうで。


 で、冒頭のが感想です。勿論皮肉ですよ(しっかり書かないと読み取れないひとも居るみたいなので念の為)。

 けど実際、そうじゃないですか? 悪いことにつかおうと思えば幾らでもつかえます。見るだけで死ぬとか不幸になる文字列。

 そんなものがほんとにあるなら見付けた国の国家機密になってますよね。その文字列を印刷して敵国で流布させたら戦争なんて一瞬で終わるじゃないですか。そもそも戦争にもならないです。嫌いなやつを脅せるし、政敵もなにもないですよ。持ってる人間のひとり勝ち。まさか、お金にもならないのにこんなネットの片隅にアップしたりしないですよね。


 どうして活用しないのか、ほんとに不思議だなあ(棒)




 冗談はこれくらいにしておいて、これ一発だとネタとしてはホラーだとよくあるやつです。見ると七日で美人が訪問してくれるビデオの話とかもそう。死ぬまでのタイムリミットと死ぬ条件死なない条件のバランスが凄いですよね。ホラーとしてもミステリとしても素晴らしい。

 タイムリミット・発動条件つきの呪い、という設定は、ホラーやサスペンスと相性がいいのか、多用される印象があります。うまくつかえていればこわい(うまい)のですが、「設定倒れ」も多々。はっきり云って「スベってるなあ」と感じるものもあります。

 え? 特定のエッセイの中傷? してませんしてません。

 一般論として、こういう扱いの難しい設定を安易に取り入れたが為に物語が破綻することは多々あるよねって話です。作中人物が条件に振りまわされるのを描きたくて後から設定を追加したら矛盾ができる、とか、作中人物達が勘違いしていたとか騙されていたとかではなくて唐突に条件が変更されてしまうとか。


 このタイプの設定は小説や漫画、アニメに限った話ではなく、一昔前の都市伝説では結構ありました。


 「これを聴いたら○日以内に○人に話さないと死ぬ」

 「この手紙をコピーして○人以上に送らないと不幸が訪れる」

 「○歳までにこの言葉を覚えていたら死ぬ」


 凄いっすね。何人友達必要なの? っていうくらい友達を必要とするし、頭でも打ったほうが安全なんじゃねってくらい記憶力を逆の意味でためしてきます。

 ホラーが好きでホラーの連載もしていたんですが、このタイプの設定は本当に扱いが難しいので、結局手は出しませんでした。安易につかって活かせないと、幾ら荒唐無稽なホラーと云っても無理があると読者さまからお叱りをうけそうですし。


 とりあえずなにを云いたいかというと、これだけの数の「知ったら何日以内に死ぬ」系の都市伝説があるのに世界の人口は増え続けているのでなんにも問題なくない? です。











 ・割と真剣にこわがっているひと向けに

  別エッセイで書きましたが家族が「これを信じないとお前の子どもは死ぬ」と云われるという迷惑行為に遭ったことがあります。

  子どもは死んでませんし、云ってきた相手が死ぬというおとぎ話みたいな結末になりました。

  そんなもんです。




 不幸の手紙をコピーするお金と労力で不幸になりそう。


 そもそもエッセイと呼べなくない?

 というのは、当人がノンフィクションだと主張しているのでわたしからはなんともいえないですが、面白いエッセイとは思いません。


 むかしひとから聴いたのかまんがで読んだのか、笑い話で「七日以内に見ないと死ぬビデオ」という例のあれのパロディがあったなあ。




 ちょっと追記。


 普通に「読んだら呪われる」内容のホラー小説だったら別に「反論(笑)」エッセイを上げることはありません。

 反論元になったエッセイが

・「ホラー」ではなく「エッセイ」として投稿されている

・あらすじや前書きで注意喚起していない

・キーワードに「ホラー」や「オカルト」などをいれていない

・実話であることを強調し、脅すような文言も書いてある

・活動報告で二回、代表作として宣伝(そのうち一回は「助けると思って」読んでほしいと書いてあった)

 ことなどから、ホラーを避けているのにうっかり読んでしまったひとが居るだろうなと考えてこちらのエッセイを書きました。




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