表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

14/426

2章:異世界帰りだと学校でも無双(5)

 そんなこんなで体育の授業。

 昼休みあけに体育とは、ちょっとお腹が苦しい。

 そんな感想が出てくるのも、高校生っぽくてなつかしい。

 ブラック企業時代は、昼飯を食えないか、食えてもデスクで仕事しながらだったからな……。


「(今はサッカー部だが、小学生の頃は剣道と空手をやってたんだ。親父の方針でな。ひ弱な素人なんかボコボコにしてやるよ)」


 試合前、加古川はそんなことをオレに耳打ちしてきた。

 なんでこんなのがモテるんだ。

 イケメンだからか?

 サッカー部でエースだからか?

 ……その二つがあれば十分だな、チクショウめ。

 他校のマネージャーを大会のたびにとっかえひっかえ、三股四股はあたりまえって噂もあるし、人類の敵と見て間違いないだろう。


 授業の模擬試合を利用したオレと加古川の試合は、大いに注目を集めた。

 男子のみならず、体育館の半分を使って創作ダンスの授業を受けていた女子もこちらを見ている。


「加古川君がんばってー!」

「顔がみえなーい! 面とってー!」


 女子から黄色い声援がとんでいる。

 面とれとか……ケガさせたいんだろうか。


「カズがんばってー!」


 オレを応援してくれる女子は由依だけだ。

 そのへんの女子千人以上の価値があるけどな。

 その分、男子からの嫉妬の視線もすごいが。


「ちっ……」


 開始線に立った加古川が、小さく舌打ちをした。

 実にイヤな感じだが、悔しげな顔を見るのは少し気持ち良い。


「加古川、ケガだけはさせるなよ」


 審判の体育教師までこんな調子である。


「始め!」


 審判の合図で、試合が始まった。


ここまでお読み頂きありがとうございます。

続きもお楽しみに!


日間ランキング入りありがとうございます!

じりじり順位があがっております。


ブックマーク、高評価での応援をなにとぞ! なにとぞよろしくお願いいたします!

(この下にある★5をぽちっと)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 面白そうですね もう少し続きを読んでから評価します 続き待ってます
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ