根の國学院
体育館で入学式が始まった。
壇上で校長が話している。
すきんへっどで白髭のおじいちゃんだ。
人の良さそうな顔だけど、鍛え上げられたマッチョな身体をしている。
「あ~。新入生の諸君入学おめでとう。みなさんも知っての通り根の國学院は国内唯一のもののけ狩りの術を学ぶ学院です。
将来、みなさんは国のもののけ狩り機関職員やフリーの魔窟ハンターになる為に入学されたことでしょう。
当校は、様々な面でみなさんをサポートし卒業後即戦力として活躍できるよう教育を行います。
しかしながら、もののけ狩りを生業としようとするみなさんには、危険が付きまとうものであることを覚悟していただきたい。
そして、生き残る術を学んでいっていただきたい・・・ 」
な、なんだって~
あやかし学院そのものじゃないか。
家業の魔窟ハンターを継ぐためにあやかし学園に入学した主人公が活躍する話。
小さい頃から英才教育を受けた主人公が養成学校に入学し学園ナンバーワンにのぼりつめる。
イケメンでモテモテだけど、恋愛には奥手でヒロインとならなかなかくっつかないダメっプリも面白かったな。
第一期終了して、新たな主人公で第二期始まる予告してたっけ。
って、まじで魔窟ハンターなんているのかよ。
壇上を見上げると、校長が男子学生を紹介する。
「元生徒会長の草薙君だ。
彼は、この春当学院を卒業した。ちなみに、在学中に魔窟10階層まで到達した強者だ。
在学中に到達したのは当校初の快挙だ。彼は、これからの魔窟業界の期待の星だな。草薙くん一言頼むよ 」
女性との黄色い声援の中、イケメンの生徒会長が頭をかきながら話始める。
「草薙剣です。この度はご入学おめでとうございます。3年間はあっという間です。
僕も、気がついたら学院の記録を塗り替えていてびっくりしました。
これからは、フリーの魔窟ハンター一年生として活動を開始する予定ですので、皆さんとお会いする機会もあるかと思います。よろしくお願いします。
僕が皆さんに期待することは、僕の記録を塗り替えていただくことです。
素晴らしい学院生活を過ごしてください。」
彼が頭を下げると、割れんばかりの拍手と声援が、体育館中に響き渡った。
僕は、あんぐり口を開けて固まった。
あ、あやかし学園そのものじゃん。
主人公の名前は、渚剣で、学院一の努力家で人気者。生徒会副会長のヒロインとは、ラブコメみたいな関係だったな。
清楚な顔立ちなのにナイスボディな彼女とは、お互いに好き同士なのになかなかくっつかないやきもき感も魅力の一つだったな。
なんか、凄いとこにはいっちゃたなあ。
確か漫画では、みんな子供の頃から修行してる実力者揃いだったな。
僕、なんか場違いじゃないのか?
やばくない?




