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陰キャの日常 if  作者: 陰キャ代表 if
第4章 NTR(し)てないから
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特別な日常

第41話 ~NTRディスカッション 前日~


ディスカッションまであと1日。

何をどう準備すれば良いのかまったくわからない。

そして、いつもの朝を迎える。

朝食を食べ自転車に乗りいつもの待ち合わせ場所に行く。

「おはよう。りょーくん。」

「おはよう。ちーちゃん。」

まだ信号は赤だったので、ちーちゃんが話し始めた。

「昨日、國守先生と何話したの?」

「いや。特にディスカッションについて。」

昨日のことは僕と光莉と國守先生以外誰も知らない。

「へぇー。そうだったの。なんて言われたの?」

「えっ、まぁ頑張ってって応援された。」

「嘘だね。あの先生がそんなことだけで返してくれるとは思わないもん。」

「何か恥ずかしい思いでもさせられてない?」

ちーちゃんもだいぶこの学校に慣れてきたようだ。

「大丈夫だよ。あっ青になった行こう。」

僕たちは美智香和高校に向かった。


自転車を駐輪場に止めて僕たちは歩き出す。

「なんか、カップルみたいだね。」

突然ちーちゃんがそんなことを言う。

「わけわかんないこと言わないで。僕は今光莉と付き合ってらんだから。」

「そう?」

ギュッと僕に詰め寄るちーちゃん。

「ちょっと。ダメだよ。」

「これ、神崎に見られたらNTRしてるって思われるのかな?」

「不吉なこと言わないで。もうさっさと行こ。」

僕は歩くスピードを速めて、スタスタ歩いた。


職員室に寄って鍵を受け取り教室を開ける。

「誰もいないね。」

当たり前のことを言うちーちゃん。

「いつも通りじゃん。」

「私は違うよ。」

「何が。」

「今日はいつもと違うんだよ。」

「だから何が?」

と聞いた瞬間、後ろの席のちーちゃんが急に僕を押し僕は机にぶつかってしまった。

「痛い。どうしたの!」

僕は、立ち上がり後ろを向く。

「気づいてくれないんだね。そんなに幼馴染じゃなくて恋人が大事なの。」

「そ、そんなことはないよ。」

「じゃあなんで私を見捨てるの?」

「そんなつもりは、」

「なくても、私はそう感じる。毎日、一緒にこうやって登校してるのにりょーくん何にも喋らないし、今日だって忘れてる。」

忘れる?今日ってもしかして何かある日なのか?

「それは、本当にゴメン。でもなんの日か教えて。」

「別にいいのよ。無理に思い出さなくても。だけど約束してほしいことがあるの。」

「何?」

ちーちゃんは僕の手を掴み自身の胸へと手を運ぶ。

「私を見捨てないで。」

「えっ、ちょっと。」

豊かな胸だけど感じる。心臓の音が『ドクドク』と速いテンポで。

そこまで、緊張していることがものすごく伝わる。

ちーちゃんが襲ってきたときは、こんなにもドクドクしていなかった。

なのに、今は。

「見捨てたりなんてしてないよ。今までもこの先も。ずっと子供の頃からずっと一緒だったじゃん。今更見捨てるわけにはいかないよ。」

「私はちゃんと女としてみて欲しいんだけどなー。まぁこれでいっか。」

そして、扉が開き光莉が「おはよう。稜駿。」と言ってた入った瞬間背負っていた鞄を地面に落とした。

ちーちゃんが僕の手を胸に当てている。

それを見た瞬間光莉は、

「この痴女!」

この誤解は解けなかった。


「本当にゴメン。押し倒されてフラフラしていたんだよ。」

「•••」

「そ、そうよ。神崎。別に変なこと企んでいたわけじゃないからね。」

朝のホームルームが終わってもこんな感じで光莉は無視し続ける。

「お願い。話だけでも聞いて。」

すると光莉は紙に何か書き始めた。

『お昼休み、稜駿だけ屋上に来て。』

「わかった。」

ちーちゃんは光莉を睨んでた。


お昼休み。お弁当を持って屋上に行く。

またここにやってきた。

扉を開けると既に光莉は屋上の真ん中に立っていた。

「やっときた。」

「ごめん、遅くなって。」

「遅くはないわよ。いつもこのくらいの時間に昼食を食べてるわよ。」

「へぇー。あんまりそういうの気にしないからな。」

「ところで稜駿昨日言ってたわよね『何でもする』って。」

「まぁ、確かに。」

「じゃあ聞いて欲しいんだけど、来週うちに泊まりなさい。」

「えっ。怒ってないの。」

「何に?」

「朝のこと。」

「あぁ。早乙女が私の稜駿をNTRした瞬間のこと。」

「ちょっと言い方。色々まずいよ。」

「最初はビックリしたけど、怒ってないわよ。だって早乙女から聞いたもの今日が何の日か。」

「えっ、聞いたの?今日?」

「違うわよ。結構前に聞いていたわよ。『だからその日は手を出さないで。』って言われたもの。」

「えっ、でも今。そうだからね、」

『バン!』

大きく扉の音が響く。

「ちょっと!今日はダメって言ったでしょ!」

ちーちゃんがものすごい勢いで光莉の方へ行く。

「ゴメンゴメン。」

「もう!」

そう言って今度は僕の方へ来た。

「お弁当食べよ!」

笑顔で僕を見る。

「うん。」

何の日かわからないのでちーちゃんのノリに合わせることにした。


下校の時間。

最近は一緒に帰ることが少なかったが、今日は久しぶりに一緒に帰れるとちーちゃんはウキウキしている。

「久しぶりだね。2人で帰るの。」

「うん、まぁ確かに。」

駐輪場まで行く間は、そんなことを話していた。

家の付近になると、

「今日ももうすぐ終わりだね。」

「まだ7時間ぐらい残ってるよ。」

「今日が、一生続けばりょーくんと彼氏彼女みたいな感じになれてのに。」

「でもまた明日も一緒に登校できるじゃん。」

「だけど、私とはただの幼馴染に戻ってりょーくんは神崎と彼氏彼女みたいな関係に戻っちゃうじゃん。」

「だけど僕はちーちゃんを見捨てたりはしないよ。」

「ありがとう。じゃあまた明日。」

「うん。また明日。」


寝る直前、

あっディスカッションのこと忘れてた。

準備しようとしたが、睡魔に襲われてしまった。

一体今日は何の日だったのか。

それは、約束と過去から分かるかもしれません。

いつか答え合わせの日がくると思います。


次回はいよいよディスカッションです。


それでは読んで頂きありがとうございました。

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