壊れていく彼女との日常
第13話 ~ちーちゃんは~
僕はその後、リビングにお菓子を取りに行きまた僕の部屋に戻りテレビをつける。
《何故?鈴の音イグディスが倒産したのか?そして何故?新たなる鈴の音international global companyの設立。一体なにがあったのでしょうか?》
テレビからそう流れる。
僕がへぇーと思っていると、
「男の子の部屋って普通だね。」
ちーちゃんが突然そう言う。
「えっそうだね?」
僕は戸惑いながら言った。
男の子の部屋の普通ってなんだ?
僕の部屋は、清潔感溢れる美しい部屋だ。
といってもただ、シンプルにシングルベットに勉強机とテレビに小さな机があるだけで特にこだわっていない。
「いやーなんだか男の子の部屋って好きなアイドルのポスターや散らかったゴミで散乱して悲劇になってると思ってた。」
いつの時代の話だろうか?
悲劇ってなに?
僕がそう考えていると、
「本当に悲劇。」
うつむきポツリと早乙女が呟く。
そして、今まで雑音になっていたテレビを消した。
「ん?どうか•••」
そう言いかけた瞬間ちーちゃんがいきなり飛びかかってきた。
「⁉︎」
そのまま僕は押し倒され、ちーちゃんと一緒にベットへダイブする。
「ミキッ!」
ベットから不吉な音が出る。
そして、ちーちゃんは“床ドン”をして僕を涙目で見ている。
何この状況? 声が出ない。怖い。
僕の思考回路がショートした。
そして、ちーちゃんはようやく口を開き、
「なんで、そんなこと言うの‼︎どうして?どうして!」
だんだん大きくなるちーちゃんの声のボリューム。
僕は返事ができない。
「黙ってないで何か言って!」
何って何を?
と聞きたいが本当に声が出ない。
どうしよう。
このままだとちーちゃんを余計にヒートアップさせてしまうだけだ。
「答えてよー。」
先程から涙目だった彼女の瞳から大粒の涙が溢れてきた。
僕はようやく、
「な、何を?」
ちーちゃんとは違い弱々しい声で僕が聞く。
「とぼけないで。さっきの話“別れよう”ってことだよね。違う?」
やっぱり、伝わっていた!だけどこんなにも怒るだなんてどうしよう?
冗談だよ。と言って誤魔化す?
だけどそんな弱い自分は嫌だ。もう弱虫だと思いたくない。
だから僕は、意を決して
「ほ、他に好きな人がいるから。」
その瞬間、彼女の瞳から涙は止まった。
「誰?そんなりょーくんをたぶらかす奴!教えて!」
今までの人柄と違いとても怖い。
「ねぇ教えてりょーくん!ねぇってば!」
ちーちゃんが、そう聞く。
「い、いえない。」
僕がそう答える。
「教えて!早く!」
そう言って、僕の体を揺らす。
もうちーちゃんは放心状態なのだろうか。
とてもいつものちーちゃんとは思えない。
そして今も僕の体を揺らす。
これに耐えられなくなり少しでも和らぐのならと思い、
「それは、か、か、」
そこから、言葉が詰まる。
「か、何!」
ちーちゃんがまた強く体を揺らす。
「か、かんざき。」
言ってしまった。
だけど揺れは収まり、だんだんとちーちゃんの力が抜けていく。
そして、僕がベットから起き上がろうと動いた瞬間、
「ダメ!りょーくんはダメ!神崎なんかに渡さない!」
また力が入って、ベットに押し倒され•••
⁉︎
ちーちゃんの唇が僕の唇にあたっている。
これは“キス”なのか?
ベットに押し倒され起き上がることが出来ず、体を動かすが意味がなく、どうすることもできない。
するとちーちゃんの舌が僕の口内に入れようとしてきた。
これは、マズイ!
あーーーどうしよう!
「んっーーーー」
僕が叫びを上げるが、ちーちゃんは未だに“キス”をしたまま。
本当にマズイ!
今度は息が続かない。
意識が朦朧とする中、ちーちゃんは“キス”をやめようとはしない。
もう無理。
そう思った瞬間、ちーちゃんの唇が離れた。
「はっぁはっぁ」
僕は息を整える。
だけどちーちゃんは、
「りょーくんは私のもの!神崎なんかに渡さない。」
そう言って、僕の家から出て行った。
なんだったんだ。突然怒ったり、黙ったり。
怖い。
本当に疲れた。
そして、僕は寝た。
これって年齢制限とかないですよね。健全な小説とは言い難いですが、多分大丈夫だと思います。
休んでいた1週間は、色々ありましたが、この話について考えました。構成どんなにしようかな?だとか、そこはこうしてだとか、忙しい中そんなことが頭に浮かんでしまい。休んだ意味とは?となってしまいそうでした。
そして、その1週間で「陰キャの日常」の方の新たなアイデアが浮かびました。
まぁ元々ある伏線なのですがヒントは、あの話少しおかしな点がありませんか?
例を挙げるなら語り手が誰かわからない部分。
あれは作者自身ではなく、ちゃんとした登場人物です。あの人は、鈴木稜駿が決断をした後大きく関わってきます。ですがその話は、「陰キャの日常」ではなくまた別のお話で、こんな感じで「陰キャの日常if ~ ◯◯◯◯ ~」で登場すると思います。
そして、今回もおかしな点がありました。あまり気にしていなかったかもしれませんが、《鈴の音イグディスが倒産したこと。》
これもまたこの1週間で考えたことなのですが、別世界とは言ったとは思うのですが、いや、確かに別世界なんですけど、そこにあの本編と繋がらないか?と考えていると、あったのです。それがさっき話した「陰キャの日常if ~◯◯◯◯~」ということです。これ以上話したらネタバレになってしまいそうなので次に行きましょう。
話が変わり次回は、特に変化ない学校の日常です。
もちろんあんなことがあったのに変化がないわけあるんです。
そのまた次回が、あの続きみたいな感じでしょうか?
まぁそんなこんなで、本文よりもこっちの方が文字数が多いかもしれませんが、最後まで読んで頂きありがとうございました。




