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初めての召喚魔法

目が覚めると空が見えた。起き上がり、周りを見渡すと草原が広がっていた。ここが異世界……。ついに、来たんだな……念願の異世界に。そうやって感傷に浸っていると頭の中にロリ神の声が聞こえてきた。


「よし、無事に転移も完了したし、何か聞きたいことはあるか?」神様が俺にそう訊ねてくる。


聞きたいことはあるかって言われてもどうやって頭の中に聞こえてくるロリ神の声と会話するんだよ。どうやって会話するか教えろよ。


そんな事を思っているとまた頭の中に怒気の混じったロリ神の声が聞こえてきた。


「誰がロリ神じゃ!まぁいい、そうやって何かを思えばワシに伝わってくる。で、話を戻すが何か聞きたいことはあるか?」


魔法のことについて教えてほしい。俺はロリ神にそう答えた。


「じゃあ、魔法について説明するぞ。長くなりそうだから短くまとめるぞ。


・魔法は通常の魔法と召喚魔法の2種類の魔法がある


・人には魔法適性というものがあり、それがないと魔法が使えない


・通常の魔法には属性というものがあり、炎、水、風、光、闇、無属性の6つの属性がある


・基本的に1人1属性しか使えない


・魔法適性がある人は自分自身のレベルをあげることで使える魔法が増えていく


・レベルの上げる方法はモンスターを倒すかレベルup食材を食べるかのどちらか


・通常の魔法はレベルを上げると使えるようになるが、召喚魔法は違う


・召喚を使うにはその人のレベルと魔法適性と魔導書が必要となる


・魔導書とは、召喚獣が封印されている本のこと


・魔導書にはランクがあり、上から順にSS,S,A,B,C,D,E,Fまである


・召喚魔法を使う人はまず自分のレベルにあった魔導書を用意し、召喚獣を呼び出して召喚獣にマスターとして認めてもらわなければならない


・マスターとして認めてもらう方法は召喚獣によって違う


・そして、認めてもらうことができれば召喚獣と契約を結ぶことができる。契約を結ぶことができれば召喚獣を従わせることができる。


通常魔法の場合


・モンスターを倒す→レベルが上がる→魔法を覚える→魔法が使える


召喚魔法の場合


・モンスターを倒す→レベルが上がる→自分のレベルにあった魔導書を用意する→召喚獣を呼び出してマスターとして認めてもらう→召喚獣を従わせることができる→召喚魔法が使えるようになる


とまぁ、こんなもんじゃろ。」


ふぁ~~、めっちゃ長いやん。何が短くまとめるぞ、だよ。誰か短くまとめるの意味教えてやれ。


「ん?何か言ったか?」


いえいえ、何でもありませんよ


「よし、説明も終わったし召喚魔法を試そうじゃないか」


試そうじゃないかって俺がまだレベル1で魔導書も持ってないこと知らないの?お前に転移されてすぐってこと知ってるでしょ?バカなの?アホなの?


「バカでもアホでもないわ!今からお前にレベル1でも使える魔導書をプレゼントしてやろうと思ってたんじゃ!でも、神様のことをバカだのアホだの言うやつにはプレゼントできないな~」


許してください、お願いします。何でもはしませんけど許してください!


「これからは神様を馬鹿にしないことをワシに誓うか?」


誓います。ロリ神に誓います。もう神様をバカにしないと。


「ワシのことをロリって馬鹿にしとるじゃないか!まぁいい、今からお前の目の前に3冊の魔導書を転送させる。その中から1冊選ぶのじゃ」


初めて貰える3匹のポケ○ンを1匹選べみたいな感じか?お前はオー○ド博士か?


「なんじゃ?ポ○モンって?」


知らなくていい、知らなくていい。というわけで早いとこ魔導書を転送させてよ。


「何がというわけでじゃ。まぁいい、今から目の前に転送させるぞ」


神様がそう言った途端、目の前に時空の裂け目?みたいなのが現れてその中から燃えるように赤い紅色、爽やかな蒼色、力強く深い碧色の本が3冊出てきた。


これが魔導書?


俺はカッコいい本を指で指しながら神様に聞いた。


「そうじゃ、それが魔導書じゃ。ただし、その魔導書は特別な魔導書じゃぞ」


え?何がそんなに特別なの?確かにカッコいいけど?


「普通の魔導書はレベル1では使えないから特別にワシがレベル1でも使える魔導書を3冊作ってやったんじゃよ。」


マジかよ。神様マジ太っ腹だな。俺のために作ってくれたのか。


「封印されている召喚獣も特別使用じゃ。召喚してすぐは弱いかもしれんが、育てれば最強の召喚獣となるだろう」


うお、マジかよ!最高じゃねぇか!神様、さっきロリ神とか言ってマジすんませんm(._.)m


「説明もすんだし、どれにするか1冊を選ぶのじゃ。」


いや~、悩むな~。俺の一生の相棒になるやつだからな~、慎重に選ばないと……。よし、決めた。俺は蒼色の魔導書にする。


「ふむ、蒼色か、いい判断だと思うぞ。じゃあ、その青色の魔導書に触れるがいい」


俺が蒼色の魔導書に触れると魔導書が蒼く輝いた。


キレイな蒼色だな…


そうやって蒼色の光に見とれているといつの間にか他の魔導書が消えていた。目の前には1冊の魔導書しかない。そして、また神様が話しかけてくる。


「それでいいぞ。じゃあ次に召喚獣を呼び出してみるんじゃ」


お、いよいよ呼び出すんだな。で、どうやって呼び出すの?


「今回は、来たれ召喚獣と言えば出てくるように作ってあるから魔導書を適当に開いて魔導書に手をかざしながら唱えてみるといい」


オッケー、じゃあやってみるぜ


そう言って俺は魔導書を適当に開いた。 そして、魔導書に向かって手をかざして叫んだ


「来たれ、召喚獣」


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