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誰かの幸せ  作者: 下剋上
5/6

別れ

夜見は苦しそうに喘ぎ、叫ぶ


「コナ……イデ………オネガ……イ……コロシテ……!!!」


恐らく試作の吸血鬼というのは夜見のことで間違いないだろう、人をモチーフとして、その中に吸血鬼としての能力と本能を植え付ける実験


「ッ…!」


激しい頭痛に襲われながらも

俺は夜見の頭を狙い弾丸を放つ


が、夜見は狂人的な反応速度で弾丸を避ける


「何!?」


俺は咄嗟の出来事に驚いていた


「コロスコロスコロスコロスゥ!!」


夜見は獣のように四足歩行で走り出し、俺の脚に齧り付く


「ぐっ!うおおおおおぉぉぉ!!」


血を吸われ力が抜けていく

意識が遠退き、朦朧とするが、俺は自らの脚に弾丸を撃ち込み意識を保つ


「………すまない…俺はお前を……」


俺の行動に驚いた夜見は俺の脚から離れ首を狙って飛び掛かる


「殺す」


辺りが静寂に包まれる


______________


バァン!!!!

______________


その瞬間、地面に夜見が倒れ伏す


響き渡る茂の泣き声


拳銃から放たれた弾丸は確実に夜見の心臓を捉えていた


倒れ伏した夜見は微笑みながら俺に言う


「あり…がとうね…ゴフッ……貴方、こうなることは分かってたんでしょう?」


「……まぁ…薄々とはな」


「そう……それじゃあ気をつけ…グウッ……てね?

頑張って……貴方の救うべき人を……」



「ちゃんと助けてあげてね?」



そう言い残すと夜見は息を引き取った


「俺は……一体誰を……」


そう言い放ち暫くの間虚空を見つめるのであった

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