第弐話 見知らぬ風景
プロットほぼ内容は同じです。
1/3訂正
俺は、眼をさますと、靄がかかった中にいた。
変ったつくりの天井があった。
木ではない、一枚板
真ん中に何か提灯のようなものがぶら下がっている。
やわらかい
やわらかくあたたかいものにつつまれて寝ていたようだ。
これは布団のようだが、厚みがあるのに信じられないくらい軽い。
俺は布団から出る。
見たことない形の服を着ている。
肌触りがよい、このようなものいつ手に入れたのだ。
そのまま、部屋を出て、
あれ? 今押してでたな、
階段をおりて、廊下を歩いて別の部屋へ向かっていく。
なんで、屋敷の中に階段があるんだろ?
戸を引いて、その部屋の中にはいる、
板間に足の長い机と椅子がおいてあった。
周りにはなにかわからない、
おおきな白い葛籠のようなものや、
銀色の甕のようなものなど、
何か変な形のものがいろいろ置いてあった。
透明なガラスの戸がある棚に、
いろいろな形の器が並べられている。
俺は椅子に座る。
机の上には、見たことがあるような無いような料理が並べられている。
さまざまな絵付けがされた器や、見事に均一の漆器に
料理が盛られていた。
こんないいもの、持っていたか?
どれも珍しいものなのに、俺は平然と料理を食べる。
横には、灰色の紙に字がびっしり書かれており、
水墨画が貼ってあった。
それを眺めながら食べている。
読みやすい。
なんだ、字の間に見たことがあるような文字がはいっている。
食べ終わると、別の部屋に移動する。
小さない部屋でノブを引いて入る。
ノブ?
白い陶器のようなものに座り、用を足す。
薄くて真っ白な紙で拭く、銀色なものを動かす。
あれ? 水が流れて行く音がする。
次にとなりの白い部屋にはいる。
目の前に大きな鏡がある。
丁髷を結っていない男がいた。
そのまま前に立ち、目の前の銀色のものに手をかけひねる
水がでてきた。
手に持った細長い器に水をためていく。
???
また銀色のものにひねると水か止まる。
毛が付いた棒をもち、
何かをにぎり、白いものをのせる。
そのまま、口の中に入れる。
歯を洗っているようだ。
水含んで、口から出す。
泡が出た。
今度は、白い甕に水を溜め、顔を洗う。
やわらかい布で顔を拭う。
なんというやわらかさだ。
部屋に戻り、別の服に着替える。
またもや、見たことのない形だ、
何かを持もって、階段をおり、
足袋に似た、黒いものを履き、
小さな門を開け、外にでていく。
なんて固く黒い地面だ、いや、何かで固めているのか?
白い線にそって歩いていく。
まわりは見たことのない、建物ばかりだ
屋根の上にも部屋があるのか、
???
俺の横を四角い荷馬車のようなものが、馬より早くとおりすぎていく。
まわりに人が増えてきた。
みな同じ方向に向かって歩いていく。
さまざまな衣服を纏っている。
中には奇妙奇天烈な色合いの衣装があり、
俺よりも、傾いていた。
みな、あの巨大で奇妙な屋敷に向かっているようだ。
そのまま屋敷にはいったが、寺の本堂よりも広い。
そのまま、四角い葛籠のようなものに、なにかをかざし横を通り過ぎる。
灰色な強大な一枚石が敷いてあるところに人の列があり、その後ろに並ぶ。
横から四角い蛇のようにうねるものが近づいてきて、目の前に止まる。
なにか建物のようだ、戸が開いて人が中に入っていく。
俺も中にはいるが、椅子もがある。
人でいっぱいになった。
椅子に座っている人の前にで、天井から鐙のようなものがぶら下がっており、それに掴まる。
目の前に、透明な巨大なガラスの板があり、外の景色が見える。
戸がしまる、動き出した。
馬よりもすごい速さで景色が動いていく。
強大で高い塔が見えてきた、たくさんある。
俺は平然と景色を眺めている・・・・・・・
ここはどこだ、
俺を呼ぶ女の声が聞こえてきた。
「殿、殿、殿、とのぉー、」
体を揺らされる。
目をあけると、前にきれいな女がいた。
顎と頭の後ろが痛い。
俺は気絶していたようだ。
先ほど見たものはなんだったのだろうか?
俺は思い出そうとした。
「昭和」「平成」「日本」「会社」…
頭が痛いぃ!!!!!!!!!
なんだ、
「うつけ」「桶狭間」…「阿呆公方」「天下」「きんかん」「本能寺」…
「織田家の野望」……
さまざまものが頭に浮かんでくる。
どんどん頭が痛くなっていく、なんなんだぁー!!!
俺はそのまま、意識を失った。