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ポコとミーナ思い出編1、ミーナルートスタート

ミーナ編スタートです


春の頃、ミーナが家にやってきた

というか僕が無理矢理住まわせた

そりゃあ朝助けて貰った恩人の家に残飯貰いに来てたら流石に可哀相すぎる

あの頃のミーナは痩せ細り、薄紫髪の毛は延び放題

素足でボロボロの制服を着ていた

それで人間としての作法を教え、餌付けし、魔法の基本を教えた

ミーナは驚く事に独学と才能だけで強化魔法、回復魔法を覚えた

ミーナは元奴隷階級

物を買う事も売る事も禁じられている、破った場合は三日間の【査問】にかけられて処刑される

【査問】は名ばかりの拷問だ、生皮を剥がされ、肺と心臓だけになった所を公開処刑

前々から気に入らなかったからミーナの事で言い掛かりをゲットし、軍隊全てを吹っ飛ばし、権利を勝ち取った

(ただの力押しだったが)

妖精族の特徴を持っていたから妖精かと思ったら案外デルヒイン、悪魔と吸血鬼のハーフだった

ミーナは吸血衝動はなく、代わりに盛りがつく

凄く大変だった

そんな思い出…居候したばかりの頃の思い出を語ろうと思う




「ポコ様〜」

ミーナがワイシャツだけの姿で歩き回る

「ポコ様じゃなくて……他の呼び名ないかな?」

僕はそれをみて頬をポリポリ掻く、ミーナは僕をみるとニッパと笑い可愛い足音を立てて寄ってくる

「ポコ様、お腹が空きました!」

腕にしがみついてご飯をねだってくる

てことはもうお昼らしい

「わかったよ、カレーでいい?それとポコ様はやめて…」

「はい♪なんでもいいですよ、ポコ先輩」


ポコ先輩、悪くない響きかもしれない

なぜなら僕は他の後輩やら何やらには

゛きゃーポコちゃんだーかわいい〜゛

とか言われているからだ

至極屈辱だった

「うん、おいしーの作ってあげるからね」

僕がそう答えるとミーナは微笑み、僕の料理の手をじっと見つめていた

そんなにお腹空いたのかと言えば別の話

これはただ僕の技術を頂いているだけ、授業料が払えなく、授業が受けられないミーナは学園でもそうやって勉強してきたとか

そしてミーナの家事の腕が僕を越えるのは後少し先の話

料理をちゃちゃっと作るとミーナはテキパキ動いて皿と箸を用意した

「ミーナ、これは箸じゃなくてスプーンで食べるんだよ」

僕がそういうとミーナはコクリと笑顔で頷いてスプーンを用意してくれた

夕飯が始まり、ニコニコしながらミーナは箸を進める、まあスプーンだが

「かれえって美味しいですね〜」

語尾にハートマークをつけてそう語ってくれる

かれえ、少し妖精鈍りが入り、幼く聞こえる

食べ終わってしばらくするとミーナに異変が起きた

体をモヂモヂさせている

「どうしたの?」

僕はそう尋ねてみた

顔を紅潮させ、明らかに様子がおかしい

何かの病気だったら大変だ

「あの……その…ポコ先輩…ボクと……一緒にお風呂入りませんか?」

その言葉に僕は神妙に考え……考え……

「ってお風呂ぉ!?一緒に!?裸で!?」

僕は先程食べたかれえを吐き出しそうになった

ついでに僕にも鈍りが入った

「はい……その…」

モヂモヂする、ミーナがすっごくモヂモヂする

「いじめて欲しいんです…」

だめだー!

僕の理性があ!人類最後の良心と言われた僕の理性があ!


僕が頭を掻きむしっていると頭に何かが乗っかる

…Yシャツと下着ディスカ?

「…お願い…します」

駄目だって!18禁小説になるー!って僕は何を言ってるんだ!

Cサイズの二つ丘が揺れて迫ってくる

頂上には小さなさくらんぼが…

「それは駄目だって!【マッスルス○ーク】!」

……やってしまった

まさか女の子に筋肉なんとかの三大奥義をかけてしまうなんて…

とりあえず魔法で服着せよう

後々調べでわかったのだが妖精族、または吸血鬼族は月に一度発情期があるらしい

しかもそれは信頼出来る異性が近くにいると起こるらしく、ミーナにとっての初の発情期かも知れなかった

……僕もそれなりに信用されてたらしく少し嬉しいのやら悲しいのやら…



続く

双葉これよりフ「……あーあ…ミーナ編入っちゃった…」

茶癒これよりサ「……私達更に影薄くなる」

フ「あーあ…ポコ殺ってきていいかな?」

サ「…話が終わる」

フ「それもそうよね〜…」

フ&サ「はぁ〜…」

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