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ポコと願い?

初注意:ポコは可愛い男の子です

とりあえず真をのして満足した僕は三人に頭を下げていた

「本当にゴメンね・・・」

ちなみに土下座、かっこよく言うとDOGEZAだ、べつにかっこよくもなんともないか…

「ボクは別によかったんですけどね〜」

ならミーナ、殴るんじゃないよ、アハハ♪とか笑ってやがりますよ

「…責任とれ」

これは茶癒、責任って・・・賠償金とかかな?

「そうねぇ・・・あ、こうしない?ポコが手を出した女の子がポコゲットってな感じで」

僕は景品かなんかかよ、そうツッコミたいことを言っているのは双葉

別に景品扱いされようが僕はいいのだが…ん?手を出すとな?

「あ、いいかも知れません。」

賛成すな

「…ナイスアイディア…」

ナイスでもなんでもないアイディアですよ、茶癒

「でしょ?さあ?ポコ、誰を抱くのかしら?」

「…私を…」

「ポコ先輩!ボク家事とかすっごいできますよ!!」

みんなすっごい詰め寄って来ている

顔がだんだん近寄ってきて怖い…

「……僕は誰も抱かないよ」

ポコはそう言い切る

皆の顔は強張った

誰にも興味はない、そう聞こえる

「僕は皆大好きだ、けどさ。そんなに震えながら言われたら抱く事は出来ないよ」

その言葉に皆、顔を見合わせて笑う

「武者ぶるいです!」

声を揃えるな声を・・・そんなこんなで夜は更けていった



朝となり、ポコは目を覚ました

「……知らない魔力が二つ……神龍とキメラか………朝の体操にちょうどいいかもね」

神龍やキメラ…特A級の魔物だ

二体同時に相手となると普通どんな魔術士でも勝てない

しかしポコは古代から現代までの禁呪を全て習得している

こんな奴らなど相手にはならない

「さあ、ダンスのじか…

「何してるんですか?ポコ先輩」」

ポコは油の切れたロボットの様に首を後ろへ回した

そこには熊さん柄のピンクのパジャマを来たミーナが立っていた

寝癖がぴょんとなっている

「おはよう、いやさ、いい朝だから魔術士ダンスでも踊ろうかと……」

ポコは奇妙な踊りをした

ミーナはそれを見て微笑んでいる

コツッと旅館の屋根に雨が当たる

「あうあうあー」

ミーナが空を見上げながらそう鳴く、随分可愛らしい

一気に雨が降ってきた雨は地盤を緩ませ、脆くしていく

ふと思った


(なんで僕は断崖絶壁の上にいるんだろね…?)


音を立てて崩れる崖、ミーナが助けようと飛び込んでくるが

「あう」

痛そうな音がしてミーナの頭に岩が落ちた

ミーナは回転しながら地面に落ちて行く

「ミーナ!」

ポコは魔力で加速し、ミーナをキャッチし、頭を抱える

地面はもうすぐ、人間の魔法じゃあもう止められない程の加速が着いている

「ふー…はあ!」

魔力を全力で開放すると地面にクレーターが出来る

体が魔力のクッションでバウンドし、木の上に落ちる

枝を突き破りながら泥と化した地面に叩きつけられる

「ぐっ…!」

ポコは接近戦が得意な魔術士ではない

肩の骨に皹がはいった

「…ミーナ?」

ミーナは安らかな顔で気絶している

頭のタンコブ以外の外傷はなく、なけなしの魔力を通して異常を調べたが

「……無事……かな…ほっ……」

ポコはミーナを抱きしめたまま空を見上げる


(魔術士ダンスって雨乞いの効果があったんだな〜)


そう冷静に考えながらどんよりした雨雲を見つめていた




続く

と次回予告見せかけまだまだ話しを綴る




とりあえず洞窟内に避難して雨止みを待つ

肩が鈍く痛むが気にしない

逆に眠らずに済むから骨折には感謝かもしれない

雨が地面を叩く音が子守歌となって心地よくなってしまうかも知れない

ポコは痛みに顔をしかめながらも雨止みを待つ

「……あれ?頭が痛いぃぃ…」

ミーナが頭を押さえながら体を起こす

意識が戻った様だ

僕はニッコリミーナに微笑む

「あ、おはよ……ポコ先輩、肩怪我してますよ」

ミーナは不安げに近寄ってくる

外は雨が降っている、ミーナの今の格好は熊さん柄のピンクパジャマ

ズボン無しでなまめかしい脚が見えている

「もう…魔力もすっからかんじゃないですか」

泳唱なしの魔力放出は無駄に魔力を使い過ぎる

そんな事を言おうとしたのだがミーナに馬乗りされる

「今治しますから」

光を放つ半透明の羽が広がる

魔力が集まり、ポコの体の中に100程の僅かな魔力が流れて来る

ミーナの魔力は500、これでも一年では多い方だ

「神さま……お願いです、ボクは毎日辛くて構いません…代わりにこの人に幸せを与えて下さい」

羽が眩しく光りポコの肩の傷が治癒して行く

「…その神言、取り消すよ」

そう言うと治癒が止まる

ポコは少し怒っている、今の神言は犠牲の言葉

「そんな事、次したら……僕が君をいじめるからね」


そして神聖魔法のよりどころ、神様に向かって暴言を吐く

「ミーナ不幸にしたら僕がお前ぶっ潰すから」

大戦を幼い体で生き抜いたポコ

その迫力は神など目ではない

「……ミーナ、いつまで奴隷なんだよ…」

少しイラッとした

開放したのはポコ、軍隊吹っ飛ばし、王様半殺してまで開放した

それを踏みにじられた様で悲しい

「ごめん…なさい……ボク……ポコ先輩には…幸せでいて欲しくて」

ミーナは表情を曇らせながら呟く様に言う

「ならまずミーナが幸せになってよ、どんな所でもニコニコ笑っていられる様にさ」

そう笑顔で言う

ミーナはポコの顔を見て朱く頬を染めた

「…ポコ先輩」

「そう言えば…君が僕の家に住み着いてから色んな事があったよね」

思い反せば…大変だった

ポコ(これよりポ)「え〜…主人公のポコです、遭難しました」

ミーナ(これよりミ)「ボクのせいでーす」

ポ「そうでもないよ、では挨拶を…皆さん、おこんにばんわ」

ミ「…なんですか…それ(^-^;」

ポ「おはようとこんにちはとこんばんはを合わせた新用語!o(^-^)o」

ミ「……そう言うのするのボクじゃ…」ポ「気にしたら負けだよ、とにかく、これからも」

ミ「聖ボンガリアル学園リターンズをよろしくね♪」

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