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第16話 色々やらかし中

 洞窟に入ってから、バチバチにスライムを倒しまくる。

 耐性がどうとか言っていたが、2発も殴れば倒していける。


 倒すと魔石とスライムの核らしき赤い玉が残る。

 それはメイに拾ってもらった。


 半分ほど倒した所で、後ろの奴らに声をかける。

「おーい!もう入ってきて良いぞ!」


 …返事がない。

 外で何かあったのだろうか?


 そう思ってたら、外から中に入ってきた。

「おい!この女の命が惜しかったら俺らの言う事を聞け!」


 ポアンにナイフを突きつけている、ザコ、クズ、ドモ。


「あれ?俺らを裏切ったら呪いかかるんじゃなかったか?」

「ハッハァ!あの契約書はこの場所を教えるって事しか書いてないんだよ!

 教えて無事辿り着いたんだ!それで契約は終わりだ!後はお前がヒヒイロカネ集めた所で全部俺らがもらって、とんずらだ!」


「ふーん、まだスライム残ってるけどどうするの?俺が倒してお前らに渡せば良いか?」

「随分物分かり良いじゃねぇか」


「じゃあ、ちょっと準備させてくれ」

「あんまり待たせんじゃねぇぞ!」


「あぁ、大丈夫だ!うーんとこれくらいかな?」

 俺はザコ、クズ、ドモ、の位置を慎重に測った。


「おい!まだかよ!」

「あーすまんすまん、もう終わる」


 俺はゴーレムを3人の真上に召喚した。

 別に何も言わなくても呼び出せるし、マリーの周囲10m以内ならどこにでも出せる。


 慎重に位置を測ったのはポアンを巻き込まないように良い感じでこいつらの上に出せる場所を探してたのだ。


「ギャー!」

 あいつらが怯んだ隙にダッシュでポアンに駆け寄って3人と距離を取る。


「このこのこの!」

 ポアンも怒ってるらしく、ありったけの魔法をぶつけていた。


 ちゃんと成長の事も考えて全種類の魔法を順番に使っていく。


 ポアンの気が済んだ所で、問答無用でハンマーで叩き潰した。


 生かしておく理由もないしな。


「いやぁ、失敗したな!まさかここにくるまでの契約だけだとはな!」

「ごめんなさい、ちゃんと見てなくて」


「俺なんか全然見てなかったんだから気にしないで大丈夫!」

『私は居なくなったおかげで、こうやって隠れないですんだから、むしろありがとうって言いたいくらいよ』


「マリーは全然信用してなかったもんな」

『当たり前よ、このままずっと一緒に行動されたらどうしようかと思ってたわよ』


「とりあえずスライム討伐再開するわ」

「はい!」

『頑張って、根こそぎ持って帰るわよ』


 ガンガン倒してドンドン回収する。

 バンバン奥に進む。


「あれはなんだと思う?」


『ボスかしら?』

「ボスだと思います」


 そこには巨大な赤いスライムがいた。


 ゴーレムの倍くらいあるんじゃね?


「あれは倒せると思うか?」

『…頑張って!』

 答えになってねー!


「やるだけやって無理なら撤退するからな」

 そう言いながら俺はゴーレムを呼び出した。


 ボススライムは全く攻撃してくる気配はない。

「斬撃無効って事は殴るしかないよな?」

『そうね、最高ガンで跡形もなく消すか、殴るかしか無いわね』


「おっしゃーいくぜー!」

『頑張って!』


「俺のこの手が「そういうのは良いから早く始めて」」

「…はーい」


 でっかいスライムを全力で殴っ…。

 分裂した!


「ヤバい!」

 全力でバックステップする。


 分裂した通常サイズのスライムが俺の居た場所に集まり1つに戻る。


「どういうカラクリだ!?」

『あの中の1つが本体ね、周りに通常のスライムを纏わせて大きく見せてるようね』


「どうすれば良い?」

『核の本体をピンポイントで潰すか、力技で全部潰すかね、どっちが良い?』

「そりゃあもちろん!」


「『全部だ(ね)』」


「超でんきヨーヨー!火は効かなくても雷は効くだろ?」

 ヨーヨーから放たれた電撃で相手の動きが一瞬鈍る。


「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」


 次々とスライムを潰していくが、数が尋常じゃ無い。

 足や背中など即座に攻撃出来ない部分からスライムが巻き付いてくる。


「スライムが全身を覆っていきます!このままじゃ動けなくなる!」

 ポアンが焦って叫ぶ。


「まだだ!おりゃぁぁ!」

 自分で自分にヨーヨーを叩きつける。

 全力で魔力を込めて全身に雷を纏う。


『あった、あれよ』

 ゴーレムのモニターにマーカーが光る。


「これで、終わりだぁ!」

 パァンという音と共に1匹のスライム弾ける。


 その瞬間、周りのスライムの動きが止まった。


「よっしゃ!潰し放題、取り放題だ!」

『ねぇ、外装ボロボロなんだけど』


「メイ!ダンジョンに吸われる前にどんどん回収して来い!」

『あんな、自分に電撃とかしなくてもなんとか出来たわよね?』


「もうだいぶ安全だな!ポアンも行け、ヒヒイロカネ取り放題だぞ!」

『修理に凄い時間かかるんだけど…謝って!」


「…ごめんて」

『でもカッコ良かったわよ』

 妖精のデバイスがほっぺにチューする。


「そっか?修理なんて言わずに強く改造よろしくな!」

『任しといて!』

お読み頂き、ありがとうございます。

この作品を『おもしろかった!』、『続きが気になる!』と少しでも思ってくださった方はブックマーク登録や↓の『☆☆☆☆☆』を『★★★★★』に評価して下さるとありがたいです。


誤字報告いつも助けられてます。


イイねも作者のモチベーション維持になっております。


ありがとうございます。

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[一言] なんだかんだ良いカップルw
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