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第14話 うはうは稼ぎ中

間違って7/3分を7/2に投稿しちゃいました。

なので7/3は投稿無しです。

ごめんなさい。

 魔石を回収してエネルギーを充填してからゴーレムをしまい、20階まで戻る。


「ギルドに売る分とわけましょう!」

 ポアンが売る奴、売らない奴と分けてるのを整理しだした。


「めんどくせー、次からマジックバック2個にしようぜ、どうせお前の親父もう1個くらい持ってるだろう」

「…そうですね、量多すぎて時間かかりすぎますね」

 今回はそこに出した分だけギルドに売って、残りはポアン家に売っちまおうぜ。


「そんな心配はいらないぜ!全部俺たちがもらってやるよ」

「あ?」

 声のする方をむいたら、ギルドでボッコボコにしたやつと、あの時周りにいた奴らがいた。

 なるほど、マリーが全然喋らなくなったの、こいつらが近づいてきたからか。


「よー、こんな所で奇遇だな!殺されに来たのか?」


「お前この人数見て良く言えたな、大人しくその袋ごと全部よこせば命だけは助けてやるよ」

「なぁポアン、この場合ってどこまでやって良いんだ?」


「一般的には生きてる状態であれば問題無いと思います。」

「殺しちゃったら?」

「場所が場所ですから、あまり問題にならないと思います。

 あ、でも生かして犯罪奴隷として売ったらお金になりますよ」


「手足もげてもいける?」

「あれば魔法で繋げますから」


「おうおうおうおう!俺たちにずいぶん舐めた口聞いてくれるな!」

 なんか、小さいオッサンが急に啖呵切ってきた。


 とりあえず、持ってる斧で肩口からバッサリやってみた。


「ギャァァァァ!」

 あれ?やりすぎた?


「ポアン、これ治せる?」

 ポアンが無言でフルフルフルと首を横に振る。


「ごめん、治せないって」

 目の前に出来事にショックを受けてフリーズしてる首謀者にとりあえず謝っておいた。


「てんめぇぇぇぇ!やりやがったなぁぁ!」


 怒りの咆哮をあげた男がうるさかったので、斧を両手で真横にスイングする。

 そう、俺片手斧って言ったのに、これ両手斧だったんだよね、さっきポアンに教えてもらった。

 なんかデカいなとは思ってたんだよ、片手でも使えるから良いんだけどさ。


 避けようとしたけど間に合わずに腹がパックリ開いたわ。

「これも治せないよね?」

 一応、ポアンに聞いてみたけど、全力で頷いてた。


 残り3人


「誰から死ぬぅ?」

 全員ガタガタ震えて腰を抜かしている。


「「「すみませんでした!どうか命だけはお助けください!」」」

 すげー3人で綺麗にハモった!


 全員土下座してからのハモリがピッタリ一致すぎて、かなり感心してしまった。


「とりあえず、売れば金になるんだっけ?」

「ま、ま、ま、待ってください!あっしらはまだ何もしてねぇんで、どうか奴隷は勘弁してくだせぇ!」


「なんか面倒な事言い出したな、金になんないなら殺すわ」

「まった!か、か、金になる情報があるんで!それ渡すんでそれで勘弁してくだせぇ!」


「金になるなら、なんでお前らで儲けなかったんだ?」

「あっしらじゃ敵わなかったんでさぁ!元々がそれを倒すための装備整えるのに旦那方の獲物を横取りしようって話になって、こんな事になってるわけで」


「へー俺らの方が簡単に見えたんだ」


「ま、まぁ、そ、そうなんですが、完全にあっしらの目が節穴でした!」


「とりあえず、話続けな」


「あ!はい!35階にある洞窟でスライムを見つけたんでさぁ」

 スライムはダンジョンの他のモンスターと一線を画す謎モンスターだ。

 その最大の謎はどの階層にも居る。

 強さはバラバラらしいが、スライムだけはどんな階層にも存在する。

 例外はアリの巣みたいな特殊な環境な場所くらい。


 って、ポアンが言ってた。


「スライムなんて、どこにでも居るだろう?」


「スライムはどこにでも居るんですが、洞窟にいる奴はひと味違うんでさぁ!

 あいつらなんでも食うんですが、洞窟の鉱石があるとそれも食ってしまうんでさ!

 で、なんと!そこに居たのは紅いスライム!ヒヒイロカネのスライムなんでさぁ!」


「ええええええ!ヒヒイロカネなの!」

 俺より先にポアンが驚いたせいで、なんか驚くタイミング外してしまった。


「金になるのか?」

 ポアンに小声で聞いてみる。


「金になるどころじゃ無いですよ!希少金属です!一粒で金貨1枚って言われてるんですよ!」

「じゃあ、手のひらサイズとかあったら?」


「金貨1000枚…いや5000枚は行くんじゃ無いですか?」


「うおおお!やべぇじゃねぇか!俺のゴーレム改造し放題じゃ無いねぇか」

 どこかから『ものには限度があるのよ』って聞こえた気がするけど、気にしない!


「よし教えろ!今すぐ教えろ!さっさと教えろ!」

「旦那、待ってくだせぇ、あっしらが手も足も出ないくらい強いんですぜ、もう少し準備してきた方が…」


「スライムだろ?なんとかなるだろう」

「違うんです、ヒヒイロカネ食ったスライムはただのスライムじゃ無いんす!」


「どういう事?」

「スライムは金属食うとメタルスライムって奴に進化しやがるんですが、このスライムは自分の食ってる金属の特性を自分のものにするんでさぁ」


「ヒヒイロカネの特性は?」


「えーっと…」


「ヒヒイロカネは斬撃耐性(極大)、魔法抵抗(大)、物理防御(大)、火属性強化(小)、軽量化ですね」

 さすがドワーフ、ポアロがスラスラと特性を言う。


「さすがに1回準備した方がいいか、でも、こいつらに逃げられるんじゃ無いか?」


「奴隷商で契約書かわしましょう!嘘言ったり逃げたりしたら呪いがかかる契約しちゃえば、問題無しです!」

 ヒヒイロカネッて聞いてから、ポアンめっちゃ積極的だな。


「じゃあそういう事で!」

お読み頂き、ありがとうございます。

この作品を『おもしろかった!』、『続きが気になる!』と少しでも思ってくださった方はブックマーク登録や↓の『☆☆☆☆☆』を『★★★★★』に評価して下さるとありがたいです。


誤字報告いつも助けられてます。


イイねも作者のモチベーション維持になっております。


ありがとうございます。

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