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明日の涙壺  作者: カラスヤマ
3/5

クリスマス

僕が、まだ子供だった頃。祖父の家でクリスマス会をしたことがあった。チキンやケーキ等を食べ、満腹の僕はコタツに入って、少し寝てしまった。寝苦しくなり、逃げるようにコタツからはい出た僕は、スリッパを履いて外に出た。



外に出ると庭の中央に一匹の野良犬がいて、僕をジーーーと見ていた。



僕は一度家に入り、食べ物を持って、また外へ。



「さぁ、お食べ」



あれから半世紀。僕も年を取り、すっかり老けてしまった。死がすぐそこまで来ていることを感じている。


あっ!



窓に映る、大小さまざまな犬のシルエット。

僕は、震える手で窓を開け、犬達を家の中に招き入れた。



「さぁ、お食べ」


彼らを満たすことで、この死が無駄にならないことを願いつつ……。

僕は、ゆっくりと目を閉じた。

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