青葉被告の件に関して思う事
彼に関しては色々な立場の人がそれぞれ色々思う事はあると思いますが、私は同じく小説を書いている者として思うことは有ります。
(更新出来て無くて申し訳ないですが)
まず小説を書くのが初心者の人は、ある程度短編をいくつか作ってなろうなどの投稿サイトに投稿して公開すべきです。
初心者はよっぽど普段から小説を読み続けて来た人や、天才でもない限り絶対に未熟なはずですから。
そうするとまず、「ものすごくたくさんの人が殺到して小説を読んで、感想だらけ、評価だらけでランキングに乗ってたらどうしよう」とワクワクしながら数日後にPVを見て、PV数一桁とか、PV26という現実に直面するはずです。
そして5CHの文芸板とかにある晒しスレで自分の小説を晒して、ボッコボコの批判を受けてショックで数時間横になったまま放心状態になるべきです。
そうして少しずつ、小説を連載したり、短編をあげながら自分の技術や感性を高めて、自分のスタイルを確立していき、ある程度の読者からの手応えなどを感じるレベルになって、長編小説にトライして京アニ大賞とかに送るべきでした。
その過程をすっ飛ばして、1年だか2年だか掛けて一人で小説を書き続けて、いきなり送っていい結果が出るわけ有りませんし、長期間かけた分だけショックが大きいでしょう。
ただし、ネットにある色々な情報から青葉被告の人生を知れば同情するような点があるのは事実ですし、彼の人生に夢も希望も無かったのも事実でしょう。
そして小説を書く者として思う事は、彼が黙って小説を書き続けていた期間、その執筆という行為で彼はある程度救いを得ていたはずです。
何故なら、執筆している間は自分が楽しいと思う舞台、社会、出来事に没頭出来ますし、
「ひょっとすると受賞して大ブレイクするかも知れない」
「アニメ化して自分原作の小説がテレビで放映されるかも知れない」
「ものすごく大勢の人に称賛されるかも知れない」
という希望が持続します。
その確率は競馬どころか年末ジャンボ宝くじよりも低いかも知れませんが、0では無い状態が持続し続けます。
結果が不明な宝くじや馬券を持ち続けているような状況です。
人間は、完全に駄目、どうあがいても絶望ですという状況は耐えられませんが、ほんの少しでも希望があれば、何とか頑張り続けられます。
そもそも小説に限らず、現状幸せの絶頂だというラッキーな人々を除けば、ほとんどの人が形の無い希望にすがって毎日を生きているはずです。
事実や現実は真っ暗かも知れませんが、それが100%では無いという希望にすがっているから生きていられるはずです。
青葉被告にとってはその対象が沢山ある中の小説だったということです。
そして青葉被告にとっては唯一小説しか無かったと言うことです。
一番楽しかった定時制高校時代や埼玉県庁で働いていた時の事、コンビニで働いていた時の事を参考にして執筆したとありますが、確かに小説を書くときはそういう体験をもとにして書く事はよくあります。
そしてそれは自分の人生の肯定にも繋がります。
「自分の人生は無駄では無かった。この大ブレイクへの伏線だったんだ」
と思う事が出来るし、それもまた執筆中は彼にとっての救いだったと思います。
まぁそれらはあくまでも小説を書く者としてのそういう側面に関する意見で、だから京アニのスタッフを恨むのは筋違いです。
多分、バイトの下読みみたいな人に、ひょっとすると小説の内容以前に何かの規定に違反しているか、足りて無くてポイされた可能性もありますし、その場合は京アニのスタッフの人達は何も知らないでしょう。




