なんで? なんで皆サイバーパンク大好きじゃないの?
私はSFやサイバーパンクな世界が大好きです。
でもなろうでは全然人気が無く、ブクマが一個付いたらSFジャンル別ランクインして、二人くらいがブクマと評価55などしようものならジャンル別の5位以内に乗りかねない勢いです。
検索を掛けると50万字、70万字、100万字でブクマ一桁が当たり前にある恐ろしい世界です。
おかしいですよね?
皆が大好きな流行りのゲームとかはSFばっかだし、超名作・傑作映画もSFばっかじゃないですか。
ターミネーター2とか!
トータルリコールとか!
ブレードランナーとか!
一体どういう事だと日本の歴代興行収入ランキングをウィキペディアで調べてみます。
なお、何故小説ではないのか?
ごめん。
まじでごめん。
小学生の頃に江戸川乱歩の怪人20面相とか明智名探偵が出てくるのとかにハマってた時期以降、まともに読んでないんだ。
でも分かりやすく人の興味を引き、ありとあらゆる屁理屈をこねてトリックを作り上げる最高傑作の最高峰の一つだろうからお手本として十分だよね?
で、ランキング。
1位:千と千尋の神隠し
2位:タイタニック
3位:アナと雪の女王
4位:君の名は。
5位:ハリー・ポッターと賢者の石
6位:ハウルの動く城
7位:もののけ姫
8位:踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ
9位:ハリー・ポッターと秘密の部屋
10位:アバター
以降略
おかしいだろ!
この世の物語の最高傑作のエイリアン2とか、ブレードランナーとか、ターミネーター2とか、トータルリコールとかスターウォーズが何で無いんだよ!
で個人的な分析だが、まずこれは『好き』のランキングでは無く『いっぱい金を落としました』ランキングですね。
千と千尋の神隠しみたいなファミリーで見る系とタイタニックみたいなカップルで見る系が強い訳ですわ。
今の私の小説の傾向と比べると、私の小説は女性読者という人口の半分をキャッチ出来てないのがまず欠点の一つ。
恋愛要素ですな。
あと強烈な毒やトゲが無いのが上に上がってる印象ですな。
SAWとか呪怨とかも。
多分宣伝効果の何割かは人が人にお勧めする力によると思うので、強烈な毒やトゲ、恐怖があるものはお勧め出来ないってのもあるかも知れませんね。
私の一番ブクマが現状ある魔法銃士ルーサーなんて毒だらけですが。
多分1位~4位はメディアの宣伝成功効果+人づての宣伝効果が大きいと思いますね。
どれも強烈に印象のあるフレーズやシーンが有名ですしね。
メディア宣伝で見た人が
「あれ見たんでしょ?
私も見に行こうか迷ってるけど、どうだった?」
「よかったよ?
(無難だし、そこそこ満足出来たから確信を持ってお勧め)」
が出来る作品であることが重要と。
それにしても上位の作品はつまらなくは無いけど、自分的にすんごく面白くて何度も何度も見てしまうもんでは無いね。
じゃぁ書籍の売り上げランキングはどうかと言うと、
1位:黒柳徹子さんが書いた本
2位:松下 幸之助さんが書いた本
3位:ハリー・ポッターと賢者の石
4位:乙武さんが書いた本
5位:東大医学部の偉い人が書いた本
6位:ハリー・ポッターと秘密の部屋
7位:東大医学部の偉い人が書いた本
8位:ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
9位:アメリカの医学博士、心理学者が書いた本
10位:太平洋戦争に関わる本?
超ウケルw。
小説家居ないじゃないか!
皆人生の成功者や苦境に打ち勝ったある意味勇者のお話と、脳や心理の専門家の偉い人の話を聞きたいんだよ。
小説家の妄想なんてハリーポッターしか見る気が無いんだよ。
で、ここはある意味納得なのは人生の苦境を乗り越えるような勇者さんの有難いお話を聞きたいわけですね。
これは分かります。
で、ハリーポッター。
これも苦しい現実世界から、異質な異世界へといざなわれるある意味異世界転生ですね。
追放されるみたいに虐げられてるのが、物凄く歓待を受ける上に超英雄になると。
読んだ事無いけど、重要なのは『好き』のランキングでは無く『お金を落とした』ランキングであること。
購入するのは経済力のある大人です。
そして人づての宣伝効果を発揮するということは、毒が無くて多くの人が共感する何かがあるんでしょう。
スレイヤーズだったりロードス島戦記だったりといった妄想ファンタジーでは無い何かがあるんでしょう。
作者の経歴を見ても凄いエリートで頭良さそうですね。
妄想ばっかりの薄っぺらな物語をずっと書いてきた訳じゃないんでしょうし、色んな経験をしてるから色んなアイデアも浮かぶんでしょう。
多分、苦労したり苦しんだ事の無い人は、より素晴らしいアイデアを閃く為にこう叫ぶんでしょう。
「天よ! 我に艱難辛苦を与え給え!」
私は嫌です。
いや、まじきついっすから。
ある意味命懸けだから。
例え耐えたとしてもそこから立ち上がる体力やバイタリティ無いから。
無いもんは出せないから。
勇者は誰もがなれないから勇者なんですよ。
ハリーポッターの作者さん物凄いアグレッシブなサラブレッドですよ。
大勢の人の上に駆け上がるポテンシャルを持ちながらデビューまで、不運によって貧困だった人。
で自分の事に話を戻すと、小説は自分の好きを追求したいけど、ウケ無ければそれはむなしくて悲しい訳です。
導かれる私にとっての課題は
①恋愛要素
②毒抜き
③CM枠に収まる短さでの印象的なワンフレーズ、ワンシーンでこの小説が何かを示すことが出来る。
④そしてそれを見て来た読者の期待を裏切らず、より深い感動を与える。
⑤千と千尋の神隠しのように読者達に議論の余地を与え、それを盛り上げさせるほどの興味と魅力を持たせる。(宣伝効果ブースト)
①番が超苦手なんだけど。
多分妄想で書いてもそんな薄っぺらい物は真に評価されないでしょうね。
『獲得読者-50%』という永続デバフのハンデ背負っていくのか……。