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本当は色々書きたい

 私がどんな小説を書きたいと常日頃思っているか?

 それは心地よい空気感、人生観を感じられる舞台、雰囲気が感じられるものです。


「自分でも書いてて何が面白いか分からなくなってきた」

「どうしよう異世界転移してスゲェされてギルドに入ってのテンプレこなしたらやる事が無くなった」

「文字数どうやって稼ごう?」


 こんな事を書いてるのをよく見ますが私から見れば論外です。

 作者自身が自分で書こうとしている物語にダイブ出来ていません。

 そもそも自分が作ろうとしている物すら分かっていませんし、そんな物私から見て面白い訳が有りません。

 文字数稼ぐって、必要なシーンを構築したら嫌でも増えていって人物が喋れば再現無く増えていく。

 むしろ削るのに苦労します。


 で、話を戻すと現在進行中・停止中の小説で私が描きたい心地よい世界感はこういったものです。


 〇2115年、アンドロイドの救世主

 舞台のどこに行っても視界の360度が巨大な人工物に覆われ、人間によって作られた造形物で囲まれたサイバーパンクな世界で、社会の様々な階層を行き来しつつ主人公のアンドロイドがいずれ自分の本来の力を取り戻し、超人的な力で飛び回って国家を揺るがす大事件の主役となって活躍する。

 意識が遠のきそうな巨大構造物の間を走り回り、色々な人生観を持つコミュニティに出入りし、SFチックな哲学的な思考実験を絡めていく。

 映像化すれば一番ビジュアルが派手になる世界。


 〇マジックナイト・ストーリー 魔法剣闘士と盗賊フェアリーの放浪英雄譚

 王道なファンタジー英雄物語、娯楽的な冒険物語。

 なろうに良くあるチート魔法で敵軍消滅しましたとか、主人公完全無敵ですといった薄っぺらなものではなく、あくまでも主人公の力は世界の摂理を曲げないレベルの達人級だが、細い隙間を縫うように行動を積み上げていくことで大きな事態を動かす。

 そしてドラクエやなろうファンタジー程には知能低下をしないレベルで、民間伝承に残りそうな、ファンタジーでありながら若干現実によっており、じわじわと人間の原始的な情動を揺さぶって時には涙を誘う物語、


 〇世紀末悪役令嬢伝説 悪役令嬢として転生した冴子はモヒカン野郎共を導き異世界を征服する

 ぶっちゃけ悪役令嬢があまりにもランキングに居座っているのに反感を持って思い付きで始めました。

 最初は爆笑コメディにしていましたが、せっかくなので世界征服をしっかり完了させて終えたいですね。


 〇勇者パーティーから追放されたおっさん魔法銃士、スローライフしようとしてたら裏から全世界を動かす勝利の導き手となる

 ぶっちゃけ追放おっさんがあまりにもランキングに居座っているので思い付きで始めました。

 好き放題やってて、一番肩の力を抜いて書いているので筆の進みは早いです。

 世紀末悪役令嬢ですら多少の精神力を消耗して練ってますが、現状この小説は殆ど消耗しません。

 そして私の小説の中で一番なろう需要にマッチしていたためか、初底辺脱出作品になりました。

 現実の世界はそんなに美しくありませんが、読者だって心底ウザイだけのミツールを見せられ続けても気分悪いだけだろう?

 と思い、物語として成り立たせるためにヒーロー属性を付与しています。

 そうでなけりゃ物語にならないからね。


 〇イモータルズ 不滅の肉獣は世界を覆う

 身の毛もよだつスプラッターホラーです。

 読んで頂ければ感じる方もおられると思いますが、恐怖もまたストレス解消になり得ます。

 本当は恐ろしいスプラッターワールドをもっと書きたいです。

 書きたいんです。


 〇レシプロ・ポリス『クリフ・ファルコンズ』

 スチームパンク的な少し科学技術の進化の方向性が現実と違う世界で、警察組織所属のレシプロ戦闘機のエースパイロットとなって青春を謳歌しつつ、連なる小さな事件、そしてそれから浮かび上がる大事件を俯瞰視点で見ていく物語です。

 本当は書きたいんです。


 〇「虚無と深淵の書」マシス・オクロス手記

 偏屈で自己中な魔術師が伝説的な遺物を手にして、多くの精霊がたむろする異世界を探索しつつ、現実世界で力を発揮して大暴れしていくダークヒーロー物語。

 ファンタジーで嘘なのにリアリティを感じて頂ける方も居るかと思います。

 そもそも現実世界に魔術結社は存在しますし、そこで行われる魔術同様に、真実味と説得力のある嘘を描写しようと思っています。

 本当は書きたいんです。



 私の作品一覧を見た方は


「うわー、この人いっぱい作品を作りかけて、投げてエタってばっかりだな。

 飽き性なんだなー」


 と思われるかもしれませんが、現状続けている作品の作成日を見て下さい。

 地道にずっと続けています。

 エタっているように見える作品も本当は続きを書きたいんです。


 ついでに言うと今になって読み返してみれば、初期の頃に書いた話で時々出てくるおふざけやパロディ部分は興を削いでるなというのは自覚してます。

 そして物語は思い付きのライブ感で書いてますが、後の方になってきて全体の流れが定まってきたらよりクオリティを上げて完成度の高い内容に書き換える事も出来るでしょう。

 本当はそういった修正もやりたい。


 でも仕事が忙しくて、残業や休日出勤が当たり前の業種で時間とスタミナが足りません。

 そして例えば夜10時に帰って来たとして、じゃぁ2時間くらいあればさくっと書けるじゃないかと言う方も居るでしょうけど、疲労を回復させなきゃならんのです。

 肉体疲労ではなく精神披露と言いますが、何時間もグデ――っと寝っ転がって、ぼぉーっとネット見て回復しないといけない。

 その辺の疲労を科学的に説明しきれないから、だらけてるだけじゃないかと思うかも知れませんが、無理な物は無理だし、人間の精神力は無限じゃないんです。

 ぶっちゃけセルフネグレクトと言う奴が、私にはばっちり当てはまってます。

 どうすりゃ解決するのか分かれば良いんだけど。

 どんな栄養取れば治りますとか、何したら治りますとか。

 でも分からないですね。


 

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