第2章16 Operation Dragon Slayers Part.6
[9月7日 10:50時]
〈アメックス王国 行楽都市マーティン フェンリル軍第5独立大隊基地 フォート・ジョーカー 会議場〉
フェンリル軍GDU3rdIB フェンリル陸軍第22SAS連隊第1大隊第1中隊中隊長 ジョン・プライス TACネーム:プリズナー コールサイン:シェパード・アクチュアル
全体での会議の後、第5独立大隊が拠点としている基地に鉱山都市攻略部隊が集まっていた。
「これが鉱山都市か。」
会議場のモニターには鉱山都市のある山を偵察しているUAVの映像が映し出されていた。
鉱山都市は標高3000m級の山が連なる山脈の中腹に位置する巨大な窪地に街が出来ており、整備された山道以外は岩肌の露出した斜面となっていた。
「この山を戦車隊で攻めるのは苦労するな。山が天然の要塞になってやがる。」
第3機甲師団師団長のチャールズ・マッケンシーが言った。
「同感だな。更地にするだけなら簡単だが民間人の犠牲を抑えながら攻めるのは苦労しそうだ。」
グリーンベレーのグレアム・ヤーボローが続けた。
「その上魔術師までいるんだろ?フェアリーが言っていたが、連発はできないが、単発の威力は戦車を無力化するのに充分だそうだ。」
会議場の空気が重くなった、
「となると、」
「敵が寝静まった頃に潜入して敵部隊を静かに制圧するのが手っ取り早いな。」
「異世界の夜の山で潜入作戦か。やりたくねえ~。」
「誰かダンボール持ってきてくれ。」
「いや、使えねえだろ。紙はあってもダンボールなんてこの世界にはまだないだろ。」
隊員達が騒ぎ出したが、
[パン!]
SAS第1大隊大隊長のルイス・マクミランが手を叩き、全員の視線が集まった。
「作戦は決まったな。第3、第5独立大隊がHALOで近郊に降下し街に潜入、敵を無力化する。機甲師団と航空隊はもしもの時の為にステルスで待機。いつでも支援を出来るように準備を頼む。発見され、街の中で戦闘となれば民間人の死傷は免れないだろう。本来なら俺も参加したい所だが、今回は裏方の仕事があって参加出来ない。指揮はAWACSが取ってくれるから、心してかかるように。」
「「「「「了解!」」」」」
[9月10日 23:00時]
〈レイシス帝国鉱山都市アパランテ近郊 アパランテ山脈〉
基地から離陸したMC-130からHALOで降下し、街の近くに着地した。
「イーグルアイ[AWACS]、こちらシェパード・アクチュアル、降下完了。」
《了解。他の隊も無事に降下した。移動を開始しろ。》
「了解。移動するぞ。ローチ、先導しろ。ソープとゴーストは狙撃チームを連れて監視ポジションに行け。」
「了解。」
「了解だ。気を付けろよ、ご老体。」
ソープとゴーストがチームを連れて別れて行った。
「良し。行くぞ。」
M4A1を構えたローチを先頭に街への接近を開始した。
[23:20時]
街まで200mの距離まで接近した。東側を見ると同じように接近してきた他のチームが見えた。
《こちらイーグルアイ。全部隊の街への接近を確認した。HUDのミニマップにUAVとサテライトスキャンが捉えたデータを送る。
潜入を開始しろ。》
イーグルアイからの連絡を聞き行動を開始した。
「ソープ。外壁の上の見張りが見えるな?」
《バッチリだ。》
「始末しろ。」
《了解。》
見張りを双眼鏡で監視していると、攻撃が始まり敵がミニマップからも視界からも消えた。
「シェパード隊移動を開始する。ギャズ、6時を警戒。」
街の門に近付き、互いの死角をカバーしながら突入した。
門には監視所があったが居眠りをしていたので音をたてずに侵入し、口と目をテープでふさぎ、両手両足をプラスチックの手錠で拘束した。
「シェパード、街に潜入した。」
《シェパード隊、敵を制圧しつつ中央の広場に向かえ。》
「了解。シオン、センサーとサテライトスキャンの結果を分析して敵性目標と民間人を分けてミニマップに標示、データは隊で共有させろ。」
『了解。半径100m以内の敵性目標を赤、民間人を黄色で標示します。』
直ぐにAIがマップのデータを更新し、ミニマップに投影されていたマークの一部が赤、青、黄の3色に別れた。
「赤マークを潰しながら中央の広場に向かう。殺傷は最小限に抑えろ。静かにな。」
隊員達が頷き、敵を無力化する為に移動を開始した。
[9月11日 01:20時]
進路の近くにいた兵士や騎士達を手錠で拘束してす巻きにしながら進み、無事中央の広場に到着した。
「シェパード広場に到着。」
《広場の東側。50mの位置にある建物が敵の軽歩兵部隊が使用している兵舎だ。制圧しろ。》
「了解。」
広場から東に50m行くと警備が巡回している建物についた。
「ソープ。外にいる見張りを全員始末しろ。」
《了解。スタンバイ。》
[5分後]
《クリア。行け。》
「了解。行くぞ。」
門から中に入ると外を巡回していた兵士は全員ヘッドショットされ息絶えていた。
窓に張り付き、ミュートチャージを起動した。
周囲が無音状態になったのを確認し、窓枠を銃で破壊し中に侵入した。
(散開しろ。敵は全員無力化だ。)
ハンドサインで指示し、2人1組に別れ、部屋を1つずつ捜索し、敵がいた場合は他の敵と同じように麻酔薬を嗅がせてから目と口をテープでふさぎ、両手両足をプラスチックの手錠で拘束していった。
1階の制圧が完了し2階に上がった。
《プリズナー、兵舎のテラスに2人出てきた。酒を飲むようだ。》
壁からそっと覗くと、2人の男が酒を飲み始めていた。
「準備が出来たら消せ。」
《了解。ゴースト、あの2人は俺の獲物だ。手を出すな。》
しばらくして、男達が手にしていたコップを置いた瞬間、
[ドチュ]
飛来した1発の銃弾が1人の頭を貫き、もう1人の胸に風穴を空け、その命を刈り取った。
死亡した2人のうち、1人は机に突っ伏して、もう1人は椅子に体を預けていた。
「ビューティフォー。」
思わずそう呟いた。
思わぬ所にいた敵を無力化した後、1階と同じ要領で敵を無力化していき、軽歩兵部隊の兵舎の制圧は完了した。
[23:20時]
〈レイシス帝国鉱山都市アパランテ近郊 アパランテ山脈〉
フェンリル軍GDU3rdIB フェンリル陸軍グリーンベレー第1大隊第1中隊 クレア・フーテン TACネーム:シャッター
私とグリーンベレーのスナイパー達は鉱山都市を見渡す事の出来る位置につき、攻撃開始を待っていた。
《シャッター。ダンクだ。これから街への潜入を開始する。外壁の上の見張りを始末しろ。》
街に接近した隊長からの指示を受け、AIが自動で攻撃目標をマークした。
「外壁の上に敵7名。一度にやる。合わせろ。シェリー、5カウント。」
私は愛用のM110SASSをベースに作られたレールガンのスコープを覗き、外壁の上にいる1人に狙いをつけた。
『はい。カウント始めます。5、4、3、2、1、0』
AIがカウントし、0になった瞬間に引き金を引いた。
[プ]
私の銃以外の音は殆ど聞こえなかったが、狙いをつけていた私を含む7人が一斉に発砲した。
放たれた7.62mm弾は狙い通りに飛翔し、外壁の上の見張りの頭を吹き飛ばした。
「ルートクリア。」
《了解。侵入する。監視を続行しろ。》
チームが岩影からステルスを使って現れ、東門から中に入った。
《イーグルアイ。ガーディアンは街に入った。》
《了解。ガーディアン、現在地から西に4ブロック、南に5ブロック進め。左側に位置する建物が敵の指揮所と思われる。》
《了解。西に4、南に5ブロック、左側の建物だな。周囲の敵性目標を無力化しながら移動する。》
街中を監視出来る位置に設けられた狙撃ポイントからは、複数の兵士が警戒している目標の建物が見えた。
[10分後]
《ダンクだ。目標の建物に接近。巡回がいるな。スナイパー、始末出来るか?》
「了解。待機せよ。」
直ぐにAIによる目標の割り振りが行われ、HUDに標示された。
「各自割り振られた目標に攻撃を開始しろ。」
そう命令し、私はスコープを覗いた。
先ず最初に狙うのは建物の屋上で監視をしている見張りだ。
(目標までの距離は1,060m。無風。湿度と温度、コリオリの力を計算して…)
一度息を吐き、大きく息を吸って止め、真っ直ぐ引き金を引いた。
[プ]
小さな音と共に放たれた弾丸は、狙い違わず見張りの頭を撃ち抜いた。
(次。建物の門で居眠りしている男。距離1,072m。)
続けて指揮所の門の方で居眠りしている男に狙いをつけ、引き金を引いた。
[プ]
男は頭を撃ち抜かれ、銃弾の勢いに押されて植え込みに倒れた。
(ヒット。次。巡回中の兵士。秒速2m。東から西。距離1,056m。)
兵士が1人指揮所の前を巡回していたので、始末することにした。
[プ]
リードを取って発射された銃弾は、歩く兵士の頭に命中した。
(今ので最後か。)
「ダンク。指揮所外の敵を無力化。」
《了解。前進する。》
門の近くの建物の影からチームが現れ、門を越えて指揮所の壁に張り付いた。
《ミュートチャージセット。》
チームの隊員の1人が地面にミュートチャージを設置し、壁を爆薬で吹き飛ばして中に突入して行った。
[01:30時]
〈レイシス帝国鉱山都市アパランテ レイシス帝国軍指揮所〉
フェンリル軍GDU3rdIB フェンリル陸軍グリーンベレー第1大隊大隊長 グレアム・ヤーボロー TACネーム:ダンク コールサイン:ガーディアン・アクチュアル
「侵入した。シャッター、引き続き周囲を監視しろ。」
《了解。》
「チーム1、1階の敵を無力化しろ。チーム2は2階。チーム3は俺と3階に行き指揮官を抑える。チーム4は外の小屋を見て回れ。倉庫と恐らく奴隷がいる筈だ。救出してこい。」
「「「「了解。」」」」
チーム2、3と階段を登り、2階でチーム2と別れ3階へ登った。
マグネティックで確認すると、3階は大部屋と指揮官達の部屋5箇所に別れていた。
(2人1組に別れて制圧する。アイズ、着いてこい。)
チーム3の隊長を連れて一番大きな部屋に入った。
「グー、ガー!」
中には40代後半の男性が豪華なベッドでいびきをかきながら寝ていた。
俺は肩のナイフホルダーからナイフを抜き、
「グガ!」
男の口を抑えて声を出せないようにし、目を醒ました男の首にナイフを突きつけた。
「貴様がこの街に駐留する部隊の指揮官か?そうなら頷け。」
男は素直に頷いた。
「イーグルアイ。HVIを確保。この街に駐留する部隊の指揮官だ。」
《了解。そいつは必要だ。殺すなよ。》
「アイズ。手と足を拘束しろ。」
「了解。」
アイズが手早く男の両手両足を拘束した。
《ダンク。1階を制圧した。全員床で芋虫になってる。》
《2階もクリア。誰1人気付かないとは。弛んでるな。これじゃあただの案山子だな。ま、俺達の知った事じゃないな。楽で良い。》
《3階の他の部屋を制圧。指揮官連中はどうします?》
「大部屋に連れて行け。俺も後から行く。」
《チーム4、外の小屋を確保しました。全部倉庫です。奴隷はいません。》
「了解。少し待て。」
俺は男の首に再度ナイフを突きつけた。
「いいか?今からゆっくり手を離す。俺が許可するまで声を出すな。わかったな?」
男は頷いた。
「はー。はー。」
「質問だ。奴隷達はどこにいる?ああ、犯罪者はいい。あんたらが誘拐した奴、誰かに売られた奴、性奴隷にされている奴。そんな奴等だ。」
「こ、ここから東に2ブロック、北に4ブロック行ったところにある小さな小屋だ。そこが軍の慰安所になってる。」
「全員聞こえたな?」
《《《《《はい。》》》》》
「ご協力感謝する。アイズ、丁重にもてなしてやれ。俺はチーム4と奴隷の救出に行く。」
「おまかせください。」
「ま、待ってくれ!あんた達は一体何者なんだ?」
男が口を塞がれる前に言った。
「………狼さ。それ以上先は自分で考えな。連れて行け。」
アイズは男の口をテープでふさぐと、足を掴んで引き摺っていった。
[01:50時]
〈レイシス帝国鉱山都市アパランテ近郊 アパランテ山脈〉
フェンリル軍GDU3rdIB フェンリル陸軍グリーンベレー第1大隊第1中隊 クレア・フーテン TACネーム:シャッター
《シャッター、これから指揮所を出て慰安所に向かう。慰安所を監視して敵がいるようなら始末しろ。》
「了解。」
スコープを慰安所の小屋に向けると、何人かの兵士が監視をしていた。
「慰安所に監視。シェリー、目標をマークして分配。」
直ぐにHUDに敵の位置と数が投影された。
敵の数は11人。こちらは10人で、1人多かったが、偶然2人がちょうど重なるように立っていた。
(敵2。距離827m。右からの風、風速3。)
風と距離、敵の動きを計算にいれ、狙いをつけた。
「スタンバイ…スタンバイ…。ファイア。」
[プ]
10人が一斉に発砲し、11人の監視全員が殆ど同時に倒れた。
私の標的は、1人は首を引きちぎられ、もう1人は心臓の位置に風穴が空いた。
「監視を始末した。」
《了解。接近する。》
[02:00時]
〈レイシス帝国鉱山都市アパランテ 慰安所付近〉
フェンリル軍GDU3rdIB フェンリル陸軍グリーンベレー第1大隊大隊長 グレアム・ヤーボロー TACネーム:ダンク コールサイン:ガーディアン・アクチュアル
監視を始末したと報告を受け、慰安所に近付いた。
慰安所は粗末な小屋で、その回りには監視をしていたであろう兵士達の死体が転がっていた。
死体や血溜まりを踏んで音をたてないように気を付けながら近付き、そっと扉を開けた。
「うぅ…。だ、誰?」
「もう嫌……家に帰りたい…。」
「依頼で来ただけなのに…どうしてこんな……」
小屋の中には首輪をつけられた裸の女性達がいた。恐らく兵士が倒れた時の音で目が醒めたのだろう。
女性達は20代から10代が多かったが、中には明らかに10歳以下の少女や、冒険者ギルドの職員の腕章を着けた女性、片腕を失った亜人の少女などが劣悪な環境の中鎖で壁に繋がれていた。
小屋の奥には、既に息絶えた女性達の骸がつまれ、異臭を放っていた。
「チッ。イーグルアイ。奴隷達を見つけた。酷い有り様だ。帝国軍の奴等に比べたら性犯罪者が可愛く見える。」
《……了解した。他の部隊からも奴隷を見つけたと報告を受けている。
市内の制圧は完了した。ハミングバード[第160特殊作戦航空連隊第3大隊]とグランドマスター[第3機甲師団]が制圧に向かう。それまで安全を確保しろ。ヘリのETAは10分後だ。》
「了解。」
俺達はゆっくりと小屋に入った。
俺は怯える女性達の近くで膝をつき、バラクラバと手袋を外した。
「大丈夫ですか?私達はフェンリルの者です。助けにきました。」
女性達は俺の言った言葉が直ぐには信じられないようだった。
「い、家に帰れるんですか?」
「ええ。」
「もう、あんな事をしなくても?」
「勿論です。」
「本当に助けてくれるんですか?」
「それが私達の任務です。」
女性達は奴隷から解放されるとようやっと認識し、互いに涙を流し始めた。
「仲間が来るまで私達が命にかえてもあなた達を守ります。だから安心してください。」
「はいっ!」
「ありがとうっ、ございましゅ。」
嬉涙を流す女性達の声に交じって、複数のヘリのローター音が聞こえてきた。
今回は狙撃がメインの話でした。
本当は白い死神とかホワイトフェザーとか出したかったんですが、なにぶん所属する部隊が違うので出せませんでした。たぶん彼等の出番は3章になるかと。
白い死神もそうですが、第二次世界大戦の時には色々と論外な方が凄く多いと思います。特に"不死身の分隊長"舩坂弘、"シュトゥーカ大佐""ソ連人民最大の敵"ハンス・ウルリッヒ・ルーデル、"白い死神"シモ・ヘイヘ。この3人はネットではもっぱらサイボーグとか汎用人型決戦兵器とか言われていますね。
今回は迷言です。ドイツ空軍の魔王様、シュトゥーカ大佐ことルーデルの言葉です。
ルーデル「ガーデルマンは肋骨を三本折っていた。休養などはとっていられない。すぐに出撃だ!」|(撃墜されてから4時間後。自身も重傷を負っている。)
ルーデル閣下はマジで人間じゃないと思います。というか、上の3人は本当に人間なのでしょうか?首を撃たれて医者が死亡を宣告した3日後に蘇生した不死身の分隊長。
気違いじみた戦績と行動のせいで本家wikiよりジョーク辞典アンサイクロペディアの方が詳しく載っているシュトゥーカ大佐[・出撃回数2530回|(書類偽造や病院を脱け出すなどの無断出撃が多い為詳細は不明。たぶんもっと多い。)・被撃墜回数30回|(全て対空砲による。)・戦闘による負傷5回|(右足を失っている。)・ソ連軍によってかけられた賞金10万ルーブル|(1940年当時のソ連の労働者の平均年収は600ルーブルほど。600ルーブル=300万円と換算すれば5億円!)・戦車519輌|(無断出撃が多い為以下略。さらに、自分が多く出撃する為に戦果を部下や仲間に譲ったり、自身が最前線に残るために戦果を過小報告している。)・装甲車、トラック800台以上・火砲|(100mm口径以上)150門以上|(100mm以下も含めると数えきれない)・装甲列車4両・戦艦1隻撃沈|(ガングート級戦艦マラート)・嚮導駆逐艦1隻・駆逐艦1隻・上陸用舟艇70隻以上|(ある時期から敵艦撃沈の戦果がなくなったのは沈める敵艦がいなくなったからと思われる。)・航空機9機|(戦闘機2、爆撃機5、その他2。9機のうち1機は37㎜砲による)]。
300m圏内のヘッドショット率100%でサブマシンガンの扱いも天才的なリアルゴルゴ13な白い死神。
ルーデル閣下は1年を365日として1941年から1945年の約4年フルで戦ったとして計算すると、1日に約2回出撃しています。そして、右足を失ったり、強制的に入院されていた期間が最低でも約7週間以上。そして当然4年間フルで戦ったわけがないので、1日に3~4回出撃していると思います。
ルーデル閣下が無断出撃した日は誰が破壊したかわからない戦車が大量に出たせいで上官にばれたそうです。
狭いトンネルを抜けたり、たった数機で戦場をひっくり返すエースコンバットの主人公達ですらルーデル閣下の前ではまだ甘く見えます。
絶対この人は人間じゃない。
魔王様の事はまた次回の後書きにして、次の話はSEALs、Spetsnaz、西普連が中心に展開される遺跡都市攻略戦です。帝国軍の新兵器|(?)が登場する予定です。
ご意見ご感想をお待ちしています。




