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ゲームの軍隊と異世界攻略  作者: RIGHT
第1章 Operation Labyrinths Breakers
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第1章4 基地とプレゼント

〈アメックス王国 ディーフ地方 フェンリル軍 フォート・ディール〉

フェンリル軍特務派遣軍集団 七海優香 コールサイン:フェアリー


[空軍区画]

スラッガー1-3は無事特務派遣軍集団の基地に到着し、空軍区画上空を旋回し始めた。


「軍事国家フェンリル、フォート・ディールにようこそ!これからこの基地の案内を始めるわね。下に見える東西に長い道を5本持つのが空軍区画で、主に飛行機の運用がされているわ。」


「七海殿。あの塔は何であるか?」


ガルドさんが真っ先に質問してきた。


「あれは管制塔って言って、飛行機が無事に着陸出来るように指示を出す所ですよ。」


「七海さん。飛行機にはどんな種類があるんですか?」


「主に人や物を運ぶ輸送機に戦う為の戦闘機の2種類ね。このオスプレイも輸送機の1種ね。」


「あの長い道は何のためにあるんですか?」


「飛行機はあらかじめ速度を上げないと飛べない物が殆どで、あの道は飛行機が安全に速度を上げる為にあるのよ。」


「色々あるんですね。」


「そうね。そろそろ陸軍区画に行きましょう。」


[陸軍区画]

陸軍区画は基地東側にあり、滑走路1本を備え、エプロンでは多くのヘリが離陸準備をしていた。

東に広がる草原では、機甲部隊が演習を行っていた。


「ここが陸軍区画よ。ここには地上で戦う兵器や兵士が沢山いるわ。」


「「「七海姉さん、あの草原を走ってるのは?」」」


ラン、リン、レンの3姉妹が演習中の戦車を指差して揃って言った。


「あれは戦車ね。詳しくは話せないけど強力な大砲を持っているわ。」


「下に見える風車の付いた箱も飛行機の1つですか?」


「するどいわね。ニーナちゃん。あれはヘリコプターと言って飛行機の仲間ね。」


「さっきの所より面白くないであるな。」


「まあ、上から見るより近くで見た方が面白いですよね」


上から見る陸軍区画と北の海兵隊区画はそれ程面白みが無かったので西の海軍区画に向かった。


[海軍区画]

海軍区画が誇る巨大港湾施設には第1、第2艦隊の艦艇が着岸していた。


「ここが海軍区画よ。下に見えるのは海軍の船よ。」


「「「「……………」」」」


船を見た皆は唖然とした顔のまま固まってしまった。


「皆大丈夫?ニーナちゃん?」


「…………七海さん。……あの島みたいなのが船なんですか?」


「そうね。こっちの船と比べたら少し大きいかもしれないわね。」


「「「「「少しどころじゃないですよ(よ)(のである)!」」」」」


そんなに衝撃だったのか、皆に怒鳴られてしまった。


「七海さん。あの船、帆が無いんですけど、どうやって動くんですか?」


「私達の船は帆のかわりにエンジンっていうのを積んでて、それの力で動くのよ。」


「どの位のスピードが出るんですか?」


「そうね。だいたい時速60kmくらいね。」


「ろくじゅっ…魔法が動力源の船の6倍以上ですね。何隻くらいあるんですか?」


「確か、海軍の船はあわせて1400隻以上だと思ったけど。」


「「「「「多過ぎですよ(だよ)(である)!」」」」」


「まあそんなことより船に降りてみる?」


「「「「「降りられるの!?」」」」」


「まあ空母はそのための船だし。」



〈あかぎ型航空母艦”あかぎ”〉

あかぎに着艦すると武人という雰囲気を纏った艦長の山口多紀中将が出迎えてくれた。


「フェアリーにお客人の皆様!ようこそあかぎへ!艦長の山口多紀中将です!」


「ご苦労様です。さっそくですがこの艦の説明を頼んでいいですか?」


「はっ!このあかぎ型航空母艦は全長約400m、全幅約50mで航空機約100機の運用が可能な我が海軍でも最大級の巨艦です。」


「あの、”こうくうぼかん”ってどういう船何ですか?」


「航空機の運用を目的として造られた船のことです。海に浮かぶ飛行場みたいな物ですね。」


「何隻くらいあるんですか?」


「ここにはあかぎとジェラルド・R・フォードの2隻ですが本国には20隻以上存在します。」


ニーナちゃんはまだまだ質問したそうだったが、時間も押していたのであかぎを離れ、基地の中央区画に向かった。


[中央区画]

「ここが最後の中央区画よ。ここには総司令部と居住区、武器工場、教練施設、貯蔵施設、研究所などの重要施設が集まっているわ。今から教練施設に着陸するわ。」


教練施設に着陸し、射撃訓練場に行くと、SBUと海賊討伐の時に助けた少女達がフェンリル主力ライフルの1つであるHK416の訓練をしていた。


「君達には今日実弾を撃ってもらう。その前に銃を扱う上での心得を言って見ろ。」


「「「「「1つ!撃つとき以外引き金に触れない!2つ!壊れては困る物や人に銃口を向けない!3つ!常に銃弾が装填されているものとして扱う!」」」」」


「よし!そのことを忘れず訓練に励んでくれ。それではマガジンを配布する。」


少女達にマガジンが配られ、各々好きなように打ち始めた。種族特性で身体能力が高いためか、皆フルオートでも面白いように的に当ていた。中には翼で空を飛び、空中で撃つ子もいた。


「斎藤大尉、彼女達はどう?」


「順調ですよフェアリー。身体能力がとても高いうえに魔法なども使えますからね。徒手格闘では隊員に勝つ子も出始めました。」


「そう。それで、”あなた”と彼女達の関係は?」


「は!?いえ…その…」


私の言葉に一瞬で真っ赤になってしまった。


「実は先日ミリア、ルー、エッタ、アンナ、フラン、ベル、ミラの7人から全員まとめて妻にして下さいと告白されまして。どうしたものかと。」


こうして話しているとたまに視線を感じるが恐らくその7人からだろう。


「亜人種は嫌いなの?」


「そんな事はありません!全員可愛いですし、とても魅力的です!」


「それならいいじゃない。全員まとめて結婚しちゃいなさい。国の法律とかは私が何とかするわ。頑張ってね。」


「ありがとうございます!これで気持ちに答える事が出来ます!」


斎藤大尉は笑みを浮かべながら訓練に戻って行った。



「七海さん。あの子達はどうしたんですか?」


ニーナちゃんが気になったのか質問してきた。


「彼女達はエミリーさん達の調査船団を襲っていた海賊船に奴隷として捕まっていたのを保護したんですが、うち軍で働きたいと言ってきたのでああして訓練してるんです。」


事情を説明するとすんなり納得してくれた。


「奴隷ですか。この国では戦争奴隷や犯罪奴隷を覗いて15歳以下と自ら望まずに奴隷にする事は禁止されているので恐らく他国に売るつもりだったのでしょう。」


「そうね。その法を知ってたからあのブタからこの子達を無理やり救出したんですから。」


私は元気な姿を見てあらためて少女達を助けられて良かったと思った。


「さて、そろそろ司令部に移動しましょう。」


私は皆を連れて司令部の私の執務室に向かった。


[中央区画 司令部 総帥執務室]

「ここが私の部屋よ。」


私は部屋の中央の机に座りそう言った。


「私はここで暫く仕事をしないといけないからここからは別行動になるけど、その前に皆にプレゼントをあげるわ。」


私は電話で頼んでおいたものを持ってくるよう連絡した。

制服に身を包んだ女性の文官がすぐに金属のトレーにスマートフォンを7台持ってきてくれた。


「これはフェンリルで使われている機械でスマートフォンって言うのよ。簡単に説明すると、遠くの人と連絡を取れる機械ね。」


「それは凄いですね。何処からでも通じるんですか?」


ニーナちゃんがスマートフォンを手に取り質問してきた。


「それは軍用の衛星回線に繋げるようになってるから洞窟の中とかじゃなければ通じるわよ。

使い方は、まず下にあるボタンを押して中央のあたりに触る。そうすると指の模様を読み込んで他の人には使えないようになるわ。」


皆言われたとおりに触っていき上手く登録出来たので次に進む。


「白地に緑のマークの四角は電話って言ってそれに触ると連絡先ってリストが出てくるからそれで私を選択して。」


私は隣の部屋に移動して少しすると着信がきた。


「どう?聞こえる?」


《《《《《凄いです(である)!聞こえます(るである)!》》》》》


私は元の部屋に戻り未だに興奮している皆の様子に笑みを浮かべながら説明を続けた。


「電話の隣にある赤い四角は緊急連絡よ。その四角に触ると位置情報がすぐにフェンリル軍の司令部に連絡されて12時間以内に特殊部隊が救出に向かうわ。」


「「「「「何それ怖っ!」」」」」


「あとそれは洞窟の中からでも使えるけど、使うと中の回路が焼き切れて使えなくなるから気をつけて。」


「「「「「はい!気をつけます!」」」」」


「それじゃあ次ね。緊急連絡の隣にある白い封筒のマークはメールって言って、メッセージを連絡先に登録した相手に送れるわ。その隣にある灰色のマークはカメラって言って、風景を保存出来るわ。」


皆好きなようにスマートフォンをいじり始めた。


「そうだ忘れるところだった。子供達のスマートフォンには特別な機能があるの。黄色のマークを触って。」


子供達は言われたとおりにマークに触った。


『はじめましてマスター。私は自立思考型人口知能のシルフィです。マスターのサポートをさせていただきます。』


有希のスマートフォンに羽根の生えた緑の髪の少女が現れた。


「その子達は皆の手助けをしてくれるわ。わからないことがあったら聞けば答えてくれるわ。有希の子は特別で、文字を打つと有希の変わりに声に出してくれるわ。ちなみに一人一人違う子よ。彼女達はあなた達と共に成長していくから大事にしてね。」


「「「「はい!」」」」コク


「それじゃあプレゼントも渡したしここからは別行動ね。案内は皆をここまで運んできたホーキンス中尉に頼んであるから。ちゃんと言うこと聞いてね。」


後をホーキンス中尉に任せたまった仕事を片付け始めた。

サポートAIの性格と名前です。

有希:シルフィ:冷静

マリア:ホビット:温厚

ラン:ペリ:熱血

リン:エイン:素直

レン:ノーム:マイペース


何か最近グダグダですいません。

あとこれから更新ペースが3日に1回くらいになります。


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