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鳥に手がないわけ

寒ーい朝、小鳥の子供が聞きました。


「ねえ、おとうさん。どうして、僕には、手がないの?」


鳥のおとうさんは言いました。


「空を高く飛ぶために、翼を手にいれるためだ。手なんかあっても何の役に立やしないさ。鳥に手がある不型を想像してごらん。出来やしないさあ。もし、鳥にも手が必要なら、神様が造ってくれているさあ。」


「ねえ、でも、手が欲しいよう。」


「なんで、そんなに手がほしいんだ。邪魔なだけだろう。第一、手があったら、空は飛べないぞ。手が邪魔で、翼を羽ばたけない。空を飛んでいる時は、足は何もすることがない。空を飛んでいるんだから。なにか、掴みたかったら、足を使えばいい。」


「餌を食べる時だって、便利な嘴で、そのまま、つっつけばいい。どんな生き物をより早くご飯がたべれるぞ。だいたい、手でなにかもって食べていたら、敵に襲われたら、逃げられないだろう。もたもたするだろう。鳥たちの逃げる速さにかなうものはない。それに、この地上で一番早く移動できるのは、俺たち取り出し、一番遠くまでいけるのも、俺たち鳥だな。」


「鳥は、神様が造った最高傑作、これ以上の傑作はないなあ。」


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