カルレ辺境領領地発展編 第10話
僕たちは、次の休憩地点に入った。
「そういえば、僕。新しいカレー錬成ができたんです。試してみますか??」
好奇心旺盛が家族と護衛騎士団たちとシャーリーとジョンは、それぞれカレーうどん。カレーラーメン。バターチキンカレーナン付きを頼んだ。シャーリーとジョンはカレーうどんを食べて、うどんに感動していた。僕ももちもちとしたうどんで感動したもん。今度は料理長にカレーうどんを錬成して、うどんが作れるかどうか聞いてみようかな??
そうそう。カレーをセバスチャンがどうやって錬成するのかな?と思ったら、魔法の杖でシャララーン♩って出していた。
多分。多分だけどね、セバスチャン、魔法の杖使わなくてもカレー出せると思うんよ。
でもね、セバスチャン。魔法の杖を使うのが楽しくて仕方ないと思うんだよね。
だって、隙あらば魔法の杖を使おうと思ってる節があるもん。
うどんもラーメンも美味しいと言っていたけど、フォークを使って食べていたから、せめてカルレ領だけでもお箸を広めたい・・。
「さて・・。カルレ領の話でもしようかな・・」
父様はそう言って語り出した。
カルレという名前は、そもそも長くてね・・。
カリ エスタ ロストリカル(ロストリカルの大地に住む神)
ル エスタ ロリエスタル(ロリエスタルの海に住む神)
レル エスタ リストーシュ (神の寵愛を受けた子たちの住む土地)
という意味なんだよ。
はるか昔。この世界が生まれる前。暗黒神が作り上げた闇の世界だった。
暗黒神はずっと孤独だった。
最初はその孤独が気にならなかった。暗黒神はずっと一人だったからね。
でもずっと長い時間の間。ずっと一人でいることに退屈になってきた。
だから、暗黒神はロリエスタルとロストリカルという双子の神を作った。
ロリエスタルは海で生命を育み、ロストリカルはロリエスタルの力で大地を豊穣の大地にした。
そして双子は結婚をして、子供を産んだ。
その子供は神の寵愛を受けた子としてロリエスタルの大地に根付いた。
そして、幾千年。平和な時代が続いた。
ロリエスタルとロストリカルは、幾代も近親相姦が続いていくうちに血が濃くなるのを恐れた。
そして、新しい子供たちを作った。その子供たちは一番最初に生まれた子供『カルレ』を助けるように言われていた。だが、その子供たちは愚かだった。
子供たちは争いを起こした。そして、子供達の争いの血が大地に染み渡った時、ロストリカルは嘆いた。
そして、『カルレ』の子どもたちが住む土地にその争いが来ないように山脈を作った。
だが、ロストリカルはその山脈を作ったことで力を使い果たし、最後の力で『カルレ』の大地を守護するものを作って長い眠りにつくことになった。
ロリエスタルはロストリカルが長い眠りについたことを嘆き、自分も『カルレ』の海を守護するものを作って長い眠りについた。
争いを続いた子どもたちがすむ土地にはその争いの血が染み渡った瘴気からたくさんの魔物が生まれ、子どもたちは魔物が生まれることにより、幸か不幸か子供達の争いがなくなり、それぞれ王国を作ることになった。
そして、その王国は、ラムセリア。バルダン。ミルスルト。リムダに別れることになった。
そして、その王国たちはいまだに魔物に苦しみ、『カルレ』の土地は魔物がでないまま今まで続いている・・・。
「・・・そういう言い伝えが、あったんだよ。だから、ミゲルスが王都に行った時、他の貴族たちはカレー錬成といって笑っていたけど、王族一家と宰相一家は笑っていなかっただろ?それは『カルレ』という意味をちゃんとわかっていたからなんだよ。この国のトップと次官くらいはちゃんと意味がわかるように、どの王国も教育をしているんだろうね?僕たちはラムセリアしか知らないけどね。だから、セバスチャンが言った言葉に僕たちが涙を流した理由は言い伝えが本当だったということに、涙が出たんだよ。そしてね、今まで忘れていた誇りが蘇ってきてそれも嬉しかったんだよ。」
僕は父様からの神話を聞いて、カルレの意味を知って、レヴァイアサン様と地龍様とお会いする機会があったら、この土地を守ってくださってることにお礼を言いたくなった。
「はてさて、カルレのことを話したし、次の街へ行こうか。次の街は海に近い街だからこの前のピットンとは違う雰囲気が見えて楽しいと思うよ。」
海!!僕は海が好きなので、次の街へ行くのが楽しみだなぁ・・。
あ!海が近い街だから、まだ海が見えないか!!
二日ぶりですみませんでした。やっとカルレの意味がをかけました!
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