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カルレ辺境領領地発展編 第8話

ピットンの街、三日目。

明日この街を発つんだけど、離れたくないっていう気持ちが強くなってるよ。


街中を散歩して思ったんだけど、本当にいい街なんだ。

路地裏の光の差し具合とか、街の中心部の広場の美しさとか、あとは街路樹とか街中に大きい公園から小さい公園まであって、街が豊かだと思うし、うちの領地ってなんで貧乏なの?って思うんだよね。

本当にうちの領地って美しい街とか美しい景色があるところだなと実感した。

観光立国じゃないけど観光領地??みたいな感じで観光をメインにすることはできないのかな??

でも観光するとなったらやっぱり、鉄道だよね??鉄道が必須だよね・・。

うちの領地本当に僻地だもん。はあ〜やること山積みだけど、コツコツやっていけばいつかなんか形になってるよね??


四日目早朝。僕たちは次の街に向けてまた旅を始めた。

馬車に揺られながら僕は考えていたことを話す。

「この領地ってそんなに美しいんだな・・ずっといるとわからないものがあるなあ。」

「そうですね。父様。でも観光?をメインにするのもいいかもしれませんね?

家族で話をした湖畔を別荘地にするとか・・」

「別荘地かあ・・。考えたことはなかったな。ただ、あそこの湖畔はとても静かで綺麗だったなあ・・。

うちが別邸を構えたいと思ったよ。まだ別邸を構えるお金がないけれど、お金に余裕ができたら別邸を構えよう。

そして、そこから別荘地として販売してみようか?」

「いいですわねえ・・。」

母様もリリアス姉様もみんな領地が繁栄してるのを想像してうっとりしてる。

「本当に、王家からは拝命されてこの領地をもらってからずっと領地の発展を願っていたけれど、その機会がなかったからなあ・・。これで少しはご先祖様にはなむけできるならこれほど嬉しいことはないなぁ・・。」

「そうですわよね・・侯爵家ですのに、格下の家からも馬鹿にされる始末。うふふ・・本当にうちが発展したらどうなるのかしら??見ものですわね。唯一私たちを馬鹿にしない人たちも王都からは出られませんしね・・。」

ママン。女の恨み怖すぎだよ・・。


「お母様、ですから社交界シーズンは領地に篭りっきりなんですね。」

「そうですね。それもありますが、ただ社交界シーズンは海が荒れる時期と重なって、いけないというのが本音ですね。」

なんであの海って3ヶ月しか穏やかじゃないんだろう??

「それはミゲルス様。海の主がその3ヶ月間目が覚めるからです。そして残り9ヶ月は眠りにつくのです。」

「海の主・・・???」

みんな首を傾げてる。

「セバスチャン。海の主ってなんなの??」

「レヴァイアサンでございます。海に住む大蛇でございます。」

「そうなんだ・・・。せめて9ヶ月間目が覚めてのこり3ヶ月間眠ってくれればいいのにね。」

とユリウス兄様。

「そんなに寝ていらしたら大蛇様ぶくぶくに太ってしまわないかしら??」

とリリアス姉様。

「へえ・・。うちの海には海の主さまが住んでいらしたのか、ありがたいなぁ・・。」

と父様。

「レヴァイアサンさまでしたっけ??感謝しないといけませんわね。社交界に出なくて済むんですもの。

ずっとその期間眠ってもらいたいわぁ・・。」

と母さま。

待って!!そこなの??あれ??そこなの??


うちの領地が発展しないのは、どこか抜けていてのんびりしているからじゃないかな??って思ったの間違い??

「いいえ。その考えは間違いではありません。代々領地が発展しないので、この気質ができたのでしょう・・。」

なんかセバスチャンのその言い方はその言い方で悲しくなるからやめてもろて!!


いつも読んでいただきありがとうございます。

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