カルレ辺境領領地発展編 第7話
馬車に乗って、旅行初めての街についた
。
街の名前はピットン。名前かわいいなあ・・。
そして街も可愛い街だった。
どこかのヨーロッパの街みたいで、黄色やらピンクやらの色壁に木組みの家が並んでいて見ていてとても可愛い。
「今日はここの宿に泊まろう。」
そう言って一軒の宿に入っていく。
「領主様御一行様。ようこそピットンへ。お越しくださりありがとうございます。精一杯おもてなしをさせていただきます。」
「久しいな。ピエール。元気そうで何より。よろしく頼むぞ。」
ピエールさんは嬉しそうにこくこくうなづく。
豪華ホテルではないけれど、素朴さの中に洗練さがある宿で僕は気に入ってしまった。
うちの領地って貧乏領地だから、どうも王都ではど田舎ものというレッテルを貼られてるし、センスがないって言われてるらしいけどさ。馬車もそうだし、船もそうだけど、お金かけるところは、徹底的にお金をかけて品質が良くて長持ちするものを作るっていうのが伝統的にあるみたいで、それが街中や屋敷の中にあって僕は結構好きなんだよ。
だってね。うちの馬車ってお尻が痛くはなるけど、苦痛というわけではないんだよね。耐えられる程度なんだよね。
他の馬車ってもっと酷いらしいよ。
派手だったらセンスがあるわけでもないじゃんねぇ・・。
この宿みたいにさ、素朴さの中に洗練差があるのが品格というものではないのかな??って思うんだよ。
「父様。ピットンってどんな街なんですか??」
部屋についてお茶を飲みながら父様に聞いてみた。
「ピットンはなあ・・織物とか手工芸が盛んな街なんだよ。領邸のカーペットとかカーテンとかそういうものを織ってもらってるんだよ。明日は丁度朝市やるから行ってみよう。」
領主の役割に街にお金を落として街の経済を回すという役割がある。
ただ、父様が物欲があまりない人間でお金を落とすことにしない。
その役割を果たすのが母様とリリアス姉様だ。
「ふふふ・・お買い物よー!!」
ユリウス兄様とマリユス兄様と父様はやれやれっていう表情になってるなあ。
僕は朝市を見ながら、織物とかを見ているうちにふと思った。
「これって、服に使えないのかな??」
「あー。和柄っっぽいですねえ。」
「そうなんだよー。」
「これでドレスを作ったら素敵ですね??」
「「ミゲルス!!」」
いきなりの大声出さないでーーっ!
びっくりするじゃん。
「「な・・なんですか??母様。リリアス姉様。」」
「どの織物がドレスに似合うかしら??」
あ!やっちまった。これはやっちまった。
「え・・と・・・。そうですねえ・・・。」
母様には瞳の色に似たオリーブグリーンをうまく使った、大柄の花をモチーフにした織物
リリアス姉様には瞳の色に似たアップルグリーンをうまく使った、小柄の動物をモチーフにした織物を二つ選んでみた。二人ともの納得したみたいですごくいい笑顔になってくれた。
「ふう〜。怖かった。これがうまくいかなかった時のことを考えたら・・。」
きっと馬車の中でしばらく機嫌が悪かったんだろうなあって思ったら胃が痛かったよ。
なんかの関門を突破したよ!!えらいよ!頑張ったよ!!
「ちなみにミゲルス。この織物でドレスを作る時はどうしたらいいかしら??』
「そうですねえ・・この大胆でいて繊細な大柄の花をスカートの部分に使うと素敵だと思います。」
「リリアス姉様の動物がらは小柄で品があるので、スカートと小物とかに使うといいと思います。」
この織物で着物を作ったら本当は素敵なんだろうけど・・。着物をモチーフにしたドレスとかなら
似合うんだろうけど、うまく説明できないから・・いうのやめた。
そういえば、今日はセバスチャンがおとなしいけど、どしたの??
「ふふふ・・やっと気がついてくれましたね??ミゲルス様。私は構ってくれなくって寂しかったですよ。」
待って!!絵文字のぴえんの雨を降らさないで!!つーか本当器用な使い方するなあ・・おい!!
「大丈夫ですよ。このぴえんはミゲルス様しか見えませんから。安心して振られてください。」
へえ・・見えないんだあ・・・って本当器用すぎるよ!!スキル高すぎだよ!!




