表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
WizardZ~異端者~  作者: みしぇる
1/3

1. ゼロ

冬の陽射しが優しい。

小高い丘にある大きな白い邸宅。

その庭にあるガラス張りの温室は、静かに煌めく。


温室の扉を開いて、足を踏み入れる。

庭と同じ緑の芝生に白い敷石が奥へ続く。

種類様々な植物が並び、その花々に彩り豊かな蝶が舞う。


中央、開けた場所に、彼はいた。


白いハット。

白いスーツ。

白い革靴。


白い椅子に足を組んで座り、白い手袋に包まれた指先で白磁のティーカップを唇へ運ぶ。

その香りの余韻を楽しんだ後、静かにカップをソーサーに戻し、彼はこちらへ視線をゆっくり移した。

そして、微笑んだ。


「やあ、紅茶を1杯、いかがかな?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ