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フェミとLGBTと

作者: 闘魂

近年、女子スポーツの躍進が目覚ましい。本日行われた世界大会で、また女子選手が大記録を打ち立てたのだ。


砲丸投げも、短距離も、格闘技だって、男の記録と相違ない。それどころか、男の記録を抜かした競技も珍しくないのだ!


社会においても、女性の社会進出が目覚ましい。

経営者も、政治家も、女性の数がどんどん増えている。

一般企業だって、役員はもちろん、役職に就く女性が男性とほぼ半数となっている。


女性権利団体による長年の努力から、ついに女性たちは男性と同じ権利を手にした。


しかし、意外にも世の中の大半の女性は疲れ切った顔をしていた。

割り勘は当たりまえ。力仕事も平等。家事も労働も同じ時間を行うことが義務付けられていた。

また、女性たちはトイレに行くのも、温泉も避けるようになった。

どこに行っても大柄で毛深い「女性」が我が物顔で居座り、じろじろと女性を見ているからである。


その大柄な女性とは、LGBT団体が勝ち取った権利の象徴。

つまり、体は男だけど、心は女性であれば、女性として認められた存在たちである。

なんと、性別は自分が自己申告なので、見た目がいくら男でも、女性として認められるのだ。


近年急激に増えてきたのは、「女性」による女性へのレイプである。

心は「女性」である存在たちのほとんどがレズだったので、恋愛対象が女性だったのだ。


ちなみに、女性が行うレイプは法律上無罪であるため、被害者はいくら裁判所に訴えても泣き寝入りするほかなかった。


お陰で痴漢被害も激減した。

女性が痴漢されたと訴えても、触った側が「女性です」と言えば、無罪となるからである。


女子スポーツも、ほとんどが「女性」にとって代わられ、従来の女性では太刀打ちできず、どんなに努力しても大会に出場することすら難しくなっていた。


お陰で、大記録が毎回更新されても、誰も見向きもしない。

視聴率はがた落ち。

もともと人気のなかった女子スポーツは、終焉の一途をたどっていた。


そんな中、一部である情報がリークされる。


フェミニスト団体の代表とLGBT団体の代表が、ある男どもに支配下にあり、男にとって都合の良い社会を、これらの団体を利用して実現しようとしていたのだ。


今のこの世界は、男にとって非常に住み心地の良いものだった。


責任もない。レイプもおとがめなし。


だが、一部の男にとっては住み心地は良いかもしれないが、何をしても面白くないのだ。

スポーツもグラビアも、何を見ても、どの分野でも、ごつくて大柄で乱暴な「女性」が偉そうにしているのだ。


社会的なフレストレーションはたまりにたまり、ついに爆発した。



世界はまた激変した。

いま、大人気のビーチバレー。

皆かわいい子で、お尻の水着にスポンサーの名前が刻印されている。


バレーもバスケも、皆かわいくて、胸が大きい。

ジャンプするたびに歓声が上がる。

スポンサーが刻印された胸元が揺れに揺れる。

なんとブラジャーしないのが正式なルールとして定められていた。


記録は大したことないし、誰も気にしていない。

ただ、女子スポーツは男子よりも圧倒的に人気が高かった。


この成功を皮切りに、女性は女の武器を大いに活用し、男を手玉に取るようになる。

男たちは嬉々として女性に貢ぐため働き、闘い、勉学に励んだ。


競争に敗れた男や疲れた男たちは、男に相手にされない女性と結託し、世界を自分たちの都合の良いように変えようと模索し始めた---


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