誕生
レポートと重なって、なかなか書くことができませんでした。
言い訳ですよね・・ごめんなさい。極力日を空けないよう頑張ります。
魔法がある世界。いや、ドラゴンとかもいるし、ゲームの中みたいな世界かな。
まぁ、そんな感じなところにいます。
・・・ということは、前世とは全く違う場所に来ているのか。
まさか、ずっとこんな感じの森ってわけじゃないよね・・・
「人とかって存在するの?」
微妙な反応・・・。見たことはないらしいです。
・・・あ、エルフはいるのね。
どうやら、エルフの村がだいぶ離れているがあるらしいです。
そこへ向かってみますか。
急に森が恐怖心に包まれる。
それと同時に、翼を羽ばたかせる音が聞こえる。
・・・そうでしたね。存在してるんでしたよね。
色々教えてくれる樹木を燃やされたくないので、あの湖まで走りますよ・・・
湖でドラゴンと見つめ合ってます。
そうですよね。普通はありえない事ですもんね。
「えーと、あの、不死身らしくて・・・」
そら、信じないですわ。不審そうな目で睨みつけられますわ。
喉を鳴らして顔近づけてくる。
「いや、本当なんですっ」
そして、そのドラゴンは大きな溜息をついて、俺に齧りついた。
いや、死ぬわ。ってか死んだわ。
あっさり死んだわ。予想外の展開だったわ。
とりあえずダッシュで湖に戻る。
「急に攻撃するなや!」
ドラゴンに叫ぶ。
しかしこのことによって、どうやら信用されたらしい。
・・・どうしたんですか?急に楽しそうな感情していらっしゃいますが。
俺は嫌な気がしてならないんですが。
そうですか、新しいおもちゃが手に入ったんですか・・・
良かったですね・・・
この後、めちゃくちゃ殺されました。
いや、初めは逃げてたよ?でも、あいつ気配を感じれるのか分からないけど、リスポーンした場所にすぐ向かってくる。
チートかよ。ふざけんなよ。
・・・今は諦めて自ら湖の方へ向かって行って、そして一方的にやられています。
勘違いして欲しくないのはMってわけじゃないからね?逃げても森林が失われるだけだからね?
あと、昔飼ってたペットと重なって見てるのか、可愛らしくなってきたっていうか・・・
昔飼ってた犬は人を殺したりとかはしないんですけどね。
でも、すぐには殺さないみたいです。
あと、ギリギリ避けれそうな攻撃をしてくれます。
向こうが合わせてくれてるのもあるのかな・・・
空を飛ばずに戦ってくれているし。
それでも勝てないけどね。圧倒的敗北だけどね。
そのお陰かは分からないけど、実は俺も俺で強くなっています。
足の速さ。ジャンプ力。反応速度。どれも明らかに上がっているという。
死ぬ頻度もバリバリ上がってますがね・・・
でも、外見は全くと言っていいほど変わりません。
ちょっとぐらい腹筋割れてもいいと思うんですがね。
動けるデブってこういうことなんだと思ってみたり。俺は太ってないけどね。
ドラゴンと会ってから何日かが経って。
突然魔法を使ってみないかという話になりました。
あ、今はもう普通に喋れますよ?
どれだけ死んだと思っているんですか・・・
で、俺には魔力を持っていること。
そのお陰で樹木や動物の声が聞こえること。
死ぬたびに魔力の量が増えていることなど教えてもらいました。
それで、そろそろ何かできるのではないか。ということになりまして・・・
『火とか出せないの?』
「無理です」
『水を操ってみたりとか』
「イメージできません」
あからさまな溜息やめてください。
そういった系のゲームあまりやらないんです〜。
マ○オシリーズしかやらないんです〜。
はい、頑張ってイメージします。
魔法・・・ねぇ。
魔法少女とか、どんな感じなんだろう・・・。
「まず、変身とかから?」
『そんなのいらない』
何を言うですか。形から入るのすごく大事なんですよ?
なんでそんな目で見るんですか・・・
まぁ、ほっといてイメージしていけば・・・
「あれ?こんなおっさんが変身するイメージがないんですが」
『知らないです。早くしてください』
「いや、俺の想像では魔法ってちっちゃい子が変身して使うから・・・」
『もうお前が女の子になればよくない?」
お前呼ばわりしないでください。ちゃんと『凛成』って名前があるんですっ!
まぁ、でも予想外のアイデアですね。それ。
自分の思い通りの外見になれますもんね。ちょっとテンション上がってきましたっ。
・・・えーっと、まずは黒髪で、
あと、ロリがいいですよね。ここは譲れないです。
まぁ、胸も控えめで。肌は白い方がいいよね。透き通る感じで。
・・・なにこれめっちゃ楽しい。頭の中で細かく、なりたい姿を構築する。
こんなに一つのことに集中したの初めてかも。
・・・よし、完璧。
細部の細部まで考えた変身後の姿。
忘れないうちに自分がその身体になるようにイメージしていく・・・
『おい、まだか?お前のニヤニヤした顔を見るのがそろそろ限界なんですが』
「今しゃべりかけるなって」
ドラゴンの目を見て、黙っておくようジェスチャーをする。
その瞬間、身体に電撃が走る。
その一瞬の痛みを感じ、俺は死ぬのであった。
しかし今までにないその感覚は、魔法が発動した痛みだと俺は理解していた。




