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三歩の不思議な世界  作者: 三歩
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7.『心臓』

    『心臓』



 私が“死にたい”と言った所で心臓は止まらない。


 私が悩み、苦しんでいても、心臓は止まる事無く、規則正しいリズムで鼓動を打ち続ける。


 だから私は自分の心臓に問い掛けてみた。


 『どうして死にたいと願っているのに、心臓は動き続けるの?』


 心臓は答えます。


 『私には心臓を動かす事しかできません。だから、自分に与えられた役割を、しっかりと遂行する事が、私の存在理由なのです。だからアナタに“死にたい”と言われた所で、自分の役割を放棄する事は出来ません。でも、その代わりに、何処までもアナタに付いて行きますよ。どんな時でも傍にいてアナタの事を“生かし続けます”。それが、唯一、私に出来る役割なので、精一杯、鼓動を打ち続け、アナタの事を“生かし続けます”よ。』


 と答えました。



 そこで私は、また、考えさせられました。


 私の身勝手で心臓の役割を取り上げ、存在理由を消してしまう権利けんりが、今の私にあるのだろうか?


 私は“死にたい”と言ったが“生きよう”と動き続ける心臓を、止める権利けんりが、私には、あるのだろうか?



 私には、そんな権利けんりなど無い。


 生きようとする心臓を止める事など、無理心中むりしんじゅうするのと同じ事なんじゃないのだろうか?


 こう考えた時、私の心から“死にたい”と言う言葉が消えていました。


 でも、現実世界は苦しくて嫌な事ばかり、だけど、心臓(私の身体)が伝えて来ます。


『悩み相談に答える事は出来ませんが、アナタの傍に、いつもいますよ。だから私は自分に与えられた役割である“生き続ける事”に全力を尽くします。だから、アナタも自分で納得する答えを出してください。』


 心臓から、こう伝えられた時、思わず笑ってしまいました。


 “全力で生き続ける”って…生きる気、満々じゃん。


 何だか悩んでいる事や、“死にたい”と思っていた事が、どうでも良く思えてきました。


 どうせ自暴自棄になっていたのだから、心臓(自分の身体)に、自分の人生を預けちゃって良いんじゃない?


 “生きたい”と言うのなら生きれば良い。


 私の解釈が間違っていなければ、


 『心』→『理性』


 『心臓・身体』→『本能』


 と表すのではないかと考えました。


 だから、自分が生きる事に、不安や自信が無くなったのなら『本能』に従って生きてみても、良いのではないでしょうか?


 お疲れ様でした。

 今回の話しは、真面目に書いたつもりです。

 伝えたい事が、ちゃんと伝わっていると良いなと思っております。

 さて、本当は“私”としてでは無く“アナタ”と表記して話しを進めたかったのですが、今回は止めておきました。

 その理由は、質問に答える心臓(私の身体)の答えを、読んだ皆様が、私と同じ様に納得してくれるのか解らなかったので、私の意見として“私”と表記させて頂きました。

 でも、絶対に

『心臓に“止まれ”といっても止まらない事』

だけは、全ての人に言える事だと思っています。

 そして、その時に、どう感じるかは、“アナタ”の出した答えに、お任せします。

 そして願います。

『プラス思考であります様に』

と…

 後、上手く文章の中に入れられなかったのですが、

『心臓の鼓動は、アナタの事を“生きなきゃダメ”と、けしかける様に早い脈拍を打っているのでは無く、穏やかに優しく話しかける様に“大丈夫。焦らずに、ゆっくりと自分のペースで生きて行けば良いんだからね”と鼓動を打っているんです』

と文章中に入れたかったです。

 しかし、私の身体は、普段は、従順に私の考え通りに動いてくれるのに、“生きる事”にだけは、何回、尋ねても従ってはくれません。

 だから、私は今も生きているんですけど…。

 上手く、まとまっておりませんが、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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