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第五話目! まさかの防御力も

こんにちは^^

今回までは強さの紹介ばっかでしたが

これからはストーリーが動いて行きますので

お楽しみに^^

                ☆


僕が教室に入ると、今まで騒がしかった教室が不自然に静まった。

クラスメイト達の冷たい目線に少し戸惑ったものの、

僕はそれを顔には出さずに自分の席へと着いた。


何なんだよ一体……。僕が何をしたって言うんだ。

そう心の中で愚痴りながらも、鞄から教科書を出し机の中に入れていると、

いつの間にか教室のざわつきは元に戻っていた。


最初はみんな優しかったのに……僕が苛められている事を知った途端

誰も近づいてこなくなるなんて、所詮みんな偽善者だったんだ。





「よぉ、藤岡」


教科書を机に詰め込み終わり、一息ついていると一人の男子生徒が僕の

席の前に近づいてきた。


「りょ、亮夜君?どうしたの…?」


見れば、僕の前にやってきたのは、

クラスを仕切る学校一の不良、鈴木亮夜だった。

金髪のウルフカットに、ピアスを耳と鼻に付けているのが特徴的な

THE不良って感じの男で、その強さは県外にも広まっている程らしい。


「どうしたもこうしたもじゃねえよ。ほら、金だよ金。早く返せよ」

イライラした口調で亮夜君は僕に詰め寄った。


「お金?僕は亮夜君に借りた事なんて一度もないよ?むしろ

 僕が貸してるぐらいだし……」


僕が弱弱しく返事をすると

「あぁ?てめぇ、俺に口答えするってのか?なんなら、

今すぐぶち殺してやってもいいんだぜ?」

亮夜君は、ガッと僕の胸ぐらを掴んだ。


「そ、そんなぁ!理不尽だよ!」


「るっせぇ!」

そんな僕の叫びも虚しく、亮夜君は右腕を思いっきり振りかぶり、

僕の顔面へと打ち放った。


「うぎゃぁ!!」


……あれ?全然痛くない。顔に来た衝撃もほぼ皆無。

じゃあ今悲痛の叫びを上げたのは誰なんだ?


恐怖のあまりつむっていた目をゆっくりと開くと、声の主はあっさりと見つかった。


「何で亮夜君が……痛がってるの……?」

みると、亮夜君は拳を押さえながら床にうずくまっていて、

額から脂汗を大量に流しながら悶絶していたのだ。


……なんとなく事を察すると、

亮夜君に負けじと僕の額からも冷や汗が飛び出だした。


         まさか……体の堅さも最強って事……?




ありがとうございました^^

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