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第三話目! 最強という実感

こんにちは^^お気に入り登録をしてくれた方や、

ここまで読んでくれた優しいみなさん、

本当にありがとうございます!!


おかげ様で楽しく書かせてもらってます(ペコリ)


これからも頑張って行きますので

こうした方がいいんじゃない?とか

色々とアドバイスを下さると嬉しいです!!




「ハァ……」

あれからチーターの如く廃工場から逃げ出して

帰宅した僕はベッドに倒れこみ、小さく嘆息した。


それにしても、全身傷だらけだって言うのに

猛ダッシュで走れたなんて我ながらビックリだ。

火事場の馬鹿力ってこういう事を言うんだろうけど、

今はそんな事どうでもいい。


問題なのは壁を破壊する程の力を僕が持っている事と、壁を壊してしまった事。


後者の方は取り壊しの際のアシストをしたんだと納得させるとしても、

前者の方は全く意味が分からない。

もしかしてレイアさんが言った通り本当に強くなったって言うのか……?


いやいやいや、そんな冗談やめてくれよ。


案外誰だって壁ぐらい粉砕できるかもしれないし、

実は発泡スチロール製の壁だったのかもしれない。

なーんて……。現実逃避だってのはわかってる……。


いくら逃避してみても

壁なんてプロボクサーでも粉砕する事なんてできないし、

発泡スチロール製だったなんてドッキリもない。


はぁ……謎は深まるばかり。


「一体どうしたらいいんだ……」


最早お手上げ状態の僕は再び天井に向かい、今度は大きく嘆息する。


         ボコッ


それにつれて凹む天井。



「は?………って、えぇぇぇぇ!?」


な、ななな、何で!? ただ息を吐いただけじゃん!

恐い!もう恐いよ!思わず布団に潜り込むと


「一輝!?何かあったの!?」


今まで聞いた事もない僕の叫び声を聞きつけてか、

一階から僕の名前を呼ぶ母さんの声が聞こえてきた。


「べ、別になんでもないよ!」


こんな状態を見せるわけにもいかないので

一度布団を剥ぎ取り母さんに返事をすると、

僕は再び布団をかぶった。


もう意味が分からない!工場の壁だけじゃなく

今度は自分の部屋の天井まで……!

や、やっぱりレイアさんが言ってた事って本当だったんだ!!


「現実に戻ってからのお楽しみです」

再び脳内でリピートされるレイアさんの声。

ウッ……!今では恐怖感を覚えるよ……!


でも、こうなってしまった以上、冗談だなんて言葉で片付ける事はもう不可能。


僕のパンチは紙を貫けれるかどうかも怪しい程だったのに、

今では壁すら粉砕する。

僕の吐息はロウソクの火を満足に消せるかどうかも分からない

軟弱な肺活量だったのに、今では天井を凹ませる。


確かにレイアさんが言った通り僕は強くなっているけど…。




      僕は世界一強くなりたいだなんて一言も言ってないですよ

      レイアさん……………………!



この日、僕はショックによる疲労でそのまま布団に包まったまま寝てしまった。







ありがとうございました^^

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