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第一話目! あっさりしすぎたチート能力授与

まだまだ未熟ですが

応援して頂けますとほいほい

書いて行きます^^

目を開くと、衝撃な光景が目に飛び込んできた。


「ここは……どこだ?」


そう呟く僕の視界の先には、

白、白、白。四方八方どこを見ても真っ白な世界が広がっているのだ。

その広さは地平線まで広がっていて、とても肉眼では奥が見えない程。


いやいやいや、待てよ。

僕は確か、目つきが気に入らないとかで知らない人に

ボコボコにされてそのまま意識を失ったはず。


それなのにこんな見知らぬ場所にいるって事は……ああ。これは夢か。


その割に頬を伝う空気がやけに冷たくてリアルな感覚だけど……まあ気のせいだろう。


              「君は弱い」


「だ、誰?」


突如として聞こえてきた声に僕は身構え、声のした方へと振り返ると、

そこにはワンピースを身にまとった可愛らしい女の子がたたずんでいた。


「貴方は一体……」


ここは何処にも隠れるところなんてない。

それなのにどうやって僕に近づく事ができたんだろう。


まあ、夢だから基本的には何でもありって事なのか?

なんて言うか……いい加減だな僕の夢。


「私はレイア。人の不幸を食らう死神」


「……はい?」


平然とした顔で何を言ってるんだこの人。

ああ、そうか。これが厨二病って奴か。

自分の夢だと考えるとなんだか恥ずかしいな。



「信用してないようですね」


と、物静かにレイアと名乗る女の子。


いや、急にそんな事を言われて信用しろって言う方が難しい気がする。


「正直、かなり胡散臭いです」


「無理もないです。どうせ後に分かる事ですし、今詳しい説明をするのはやめておきます」


「は、はぁ……」

夢なんだから後にとかないんじゃぁ……と思ったけど口には出さないでおこう。


「それはそうと君は、よく虐めにあってるらしいですね」


「そんな事貴方には関係無いじゃないですか!それに、虐められるのは

 僕が本気を出してないからであって……」


「本気……ですか?それっていつ出すんですか?本当は本気を出しても

勝てないから虐めにあうんじゃないですか?」


「そ、それは……」

レイアさんに次々と言葉を並べられ僕はたじろいだ。


……レイアさんが言ってる事は、正しい。

本気なんてとっくの昔に出してる。それでも僕は弱いままだから

仕方がないって過ごしてきた。けど、それでもやっぱり僕は強くなりたい。


「君の強くなりたいって気持ちはよく分かります。

 そこでどうでしょう。私なら貴方をすぐにでも強くすることが出来ますが」


               「え!?」


そ、そんな事できるの!?


って何期待してるんだ僕は……。これは夢なんだから。

期待した分現実に戻った時の悲しさはとても凄まじい物だから気を付けないと。

でも、気休め程度にはなるか……。


「じゃ、じゃあ……お願いしてもいいですか?」


「わかりました」

レイアさんは僕の反応を見るとニヤリと笑った。

な、なんか恐いな。一体何をされるんだろう。


ビクビクしているとレイアさんは両腕を僕の方向に向け、目を瞑った。


五秒程たつとレイアさんは再び目を開き両腕を下ろした。


「はい、終わりです」


「え?本当ですか……?」


これは拍子抜けだ。強くなった感じなんて一切ないし、

こんなにあっさりだと最早気休めにすらならないんだけど……。


「もしかしてもっとすごいのを期待してました?」


「それは……まあ」

はっきり言うと、夢と言う事もあり超サイヤ人ぐらいの変化は期待していた。


「でも現実に戻ったらきっと驚かれると思いますよ?」

ふふ、と笑いながらレイアさんは言った。


「え?」


僕は意味が分からず首を傾げるとレイアさんは付け足した。


        「現実に戻ってからのお楽しみです」





ありがとうございました^^

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