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歴史作品

ジャイアントたぬき


地震で隆起した一万年前の地層から大きなたぬきの化石が発見された。


通常のたぬきの大きさの約3倍の大きさで、約180センチメートル程ある。


此の化石を調べた考古学者のグループは、発見された大きなたぬきにジャイアントたぬきと名付けた。


通常のたぬきが「たぬき」で、新発見の化石の大きなたぬきが「ジャイアントたぬき」になる訳だ。


そして何らかの事情で、ダイアウルフやホラアナライオンのように一万年程前に絶滅したと結論付ける。


その結論に至った論文を読み笑ってしまったよ。


何故なら、「たぬき」と「ジャイアントたぬき」の関係はそのまんま、「レーサーパンダ」と「ジャイアントパンダ」の関係と同じだからだ。


先にパンダと名付けられたのはレーサーパンダ、パンダは「竹を食べる物」から付けられた名前らしい。


そのあとツートンカラーのパンダが発見され、レーサーパンダ(最初のパンダ)と同じように竹を食べていた為にジャイアントパンダと名付けられる。


あとから名付けられたジャイアントパンダの方が有名になってしまい、パンダと言えばジャイアントパンダを指すようになってしまった。


その為、元々のパンダ(レーサーパンダ)に小さなという意味でレーサーが付けられたのだ。


同じパンダの名前が付けられているが、ジャイアントパンダはクマ科、レーサーパンダはレーサーパンダ科で全然別な科の哺乳類、同じなのは竹を食べるところだけ。


そして「たぬき」と「ジャイアントたぬき」も、姿形が似ているだけで全然別な種なのだ。


あんたら不思議だと思わないのかい?


ユーチューブなどの映像に出でくる「たぬき」を見ていると、鈍くさいって言葉しか思い浮かばない。


鈍くさいのに何故か化け狸の話しがアチラコチラの地方に残っている。


真逆だろ。


理由は簡単だよ、鈍くさいたぬきが「たぬき」で化け狸が「ジャイアントたぬき」だからなのさ。


「ジャイアントたぬき」は約一万年前ネアンデルタール人やクロマニョン人などの人類により、次々と大型動物のマンモスやケナガサイなどが狩り尽くされ、それらを獲物にしていたダイアウルフやホラアナライオンが淘汰されて行くのを見て危機感を覚え、クロマニョン人などの人類に化けたのだ。


同じ人類のクロマニョン人系は生き残りネアンデルタール人が滅びたのは、ネアンデルタール人は人に化けたジャイアントたぬきを嗅ぎ分ける能力があった。


だからジャイアントたぬきに扇動されたクロマニョン人に殺され、絶滅させらたのだ。


ジャイアントたぬきは今現在も人に化けて生きている。


此の私のようにね。


各国の諜報部員のうち変装の名人といわれる奴や詐欺師の殆どは、私たちジャイアントたぬきって名付けられた物の子孫なのだよ。
















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― 新着の感想 ―
実際にありそうですね(`・ω・´) という事は化け狸を判別できるホモサピエンスはネアンデルタール人の因子が色濃く出たヤツという事か。
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