96 欠点のある人間が愛しい
私の作品はどれも相手役の男性がスパダリではありません。
それは私の中にある以下の2つが理由です。
1)「男性に頼るのではなく、自分の判断で生きる女性」をヨシとしている。
2)20代や30代の男性がスパダリたりえるのか?という疑問が私の中にある。
だから私の小説に出てくる男性は、必ず欠点があります。
スパダリ出しちゃったらそれが正解、それが正義になりそうで、主人公の女性の伸びしろがスパダリの腕の中だけになりそうで、いやなんです。
20代30代は、人格が完全無欠に完成するわけがない年齢です。
桂木さんだって50歳だけど完璧ではない。完璧にわりと近いっていうだけ。
完全無欠の男性を書きたくない。興味がない。
欠点がある人こそ愛しい。その欠点ゆえにもめたり喧嘩したりする二人が愛しい。
私をお気に入りに入れてくれている読者さんは「スパダリに幸せにしてもらうストーリー以外も読みたい」人だと思うのです。
この前、小国の翻訳版のお知らせに寄せられたコメントを読んでいたら「シンデレラストーリー以外を読みたかった」というのがあり、やっぱりそういう層が好んでくれているのね、と思いました。
・・・・ごめん、今、本当に書きたいことはここでは書けないけど、そういうことです。
「スパダリ書きたくない」
それだけもう一回書きます。お察しください。
感想欄を開けたけど、面倒くさい感想が来たら閉じます。
面倒くさいマウントに優しく付き合う親切心が、もう残っていないのです。
削りに来るごく少数の人(10,000人に1人くらい)のためにエネルギー使いたくないのでーす(*´꒳`*)




